長かった就職活動を終えて。自分なりの就職活動をしたい人へ、4つの反省点 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

就職活動の4つの反省点

反省①「とりあえず」が多かった

就職活動において「とりあえず」が多かった。
企業説明会、合同説明会にはとりあえず足を運んでおこう。OB訪問もとりあえずしておこう。
エントリーシートとりあえず出しておこう。
何もやらないよりはやっておいた方が良いのではないかくらいの気持ちで行動することが多かった。
特に目的もないため、後で振り返っても何のために参加したのか、何を得たのかが分からないことが多々あった。
企業説明会に参加しても、その場では何とくなく話を聞くが、すぐに忘れる。
OB訪問をしても何を聞いてよいのか分からず、社会人の話を聞いて「そうなんですね!」とひたすらあいずちを打って終わる。
もちろんとりあえず参加してみて気付けたこと、新しい発見もあったが、ほんのわずかである。
「とりあえず」を捨てて、目的を持って行動していれば違っていたのかなと思う。

反省②自分がどうしたいのか定まっていないままOB訪問しすぎた

これは上記の「とりあえずが多かった」と少し被ってしまうが、OB訪問をしすぎた。
約50名の人に相談に乗っていただいた。
「とりあえず」でOB訪問をしていたことも反省点ではあるが、人に会いすぎて自分の生き方に迷ってしまった。
同じ業種、職種、会社で働く人でも、1人1人価値観は違う。
プライベートを充実させたい人もいれば、プライベートなんていらないから仕事に打ち込みたいという人もいる。
お金が大切だという人もいれば、お金なんて特に必要ないという人もいる。
自分がどうしたいのか定まっていない状態で色んな人に話を聞くうちに、自分はどんな生き方をしたいのか分からなくなってしまった。
どんな生き方をしたいのか分からなくなってしまうことで、どんな環境で働きたいのかも分からなくなる。
50名の人と会う中で最終的に継続して相談に乗ってもらっていた人は5名になった。
50名の人とあったからこそ5名の人を見つけることができたという考え方もできるが、初めからしっかりと自分がどうしたいのか考えて相談に乗ってもらう人を探したほうが効率が良かったと思う。

反省③準備不足(自己分析)

自己分析にものすごく時間がかかった。正直今でも完ぺきではない。
自分がこれまでどのように考えて行動してきたのか、将来どうしていきたいのか考えまくった。
そもそも自己分析しなければならない時点で反省した。
これまで考えて行動してきてなかったなと反省した。
なぜ高校は進学校に入ったのか、なぜ上京したのか、もっとその時にしっかりと考えて行動しておけば苦労することはなかったのかもしれない。
生まれてから今に至るまで行ってきた選択を振り返るのにはとても時間がかかるし、だんだんと憂鬱になってくる。
どうして小学生の頃習い事を5つしていたのか、中学校からテニスを始めた理由は何か、高校になって成績が落ちたのはなぜか、大学時代に留学したのはなぜか、なぜフィリピンだったのか、振り返るのには時間がかかる。
面接では人事の人がとにかく深堀りしてくれる。アルバイト1つにしても、なぜそのアルバイトなのか、他にも選択肢はあったのではないか、そもそもなぜアルバイトをしようと思ったのか、とことん聞かれる。
就職活動何か月前から自己分析を始めたほうが良いかとかではなく、今この瞬間から自己分析は行った方が良い。