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今回のテーマは、「多浪などで同級生と年齢が違っても浮かないか」です。
浪人生の中には、大学生活は楽しみだけど同級生より年上で気まずくならないかな…という不安を感じている人もいると思います。そんな方に向けて、同級生より3歳年上で大学生活を送っている私が感じたことを紹介していきます。
もくじ
入学前に考えていたこと
交友関係への不安
自分が21歳で2回目の大学1年生になったとき、同級生のほとんどは18歳。そのことを周りに言うと、「3歳も年下と一緒に大学生活送るの不安じゃなかったの?」という質問をよくされます。私の場合は、交友関係の面での不安は全くありませんでした。人に言われても、何が不安なんだろう?と疑問に思うくらいです(今でも)。私が不安に思わなかった要因は、おそらく高校時代に学生同士の上下関係がなかったからだと思います。
私が中退した音大とその付属高校では、あまり学年ごとの上下関係が明確でなく、高1と院生がタメ口で話していても特に違和感がないような環境でした。音高・音大では、学年に関係なく一緒に演奏する機会も多く、どの学生がどの学生より何歳上かということを気にしなくなりがちで、すっかりその感覚が染みついていたのだと思います。
就職・将来への不安
大学が2つ目ということもあって、「友達が出来なかったらどうしよう…」という不安はありませんでしたが、将来への不安は少しありました。1浪くらいならほとんど関係なさそうなイメージだけど、3年も違うと就職にも相当響くのではないか、という不安です。ただ、私の場合は兄弟が何年も留年していたり、親が私と同じように中退→再受験の経験があったりしたため、あまり不安は大きくなりませんでした。正直なところ、悩むには、大学を21〜22歳で卒業していない家族や友達が多すぎました。
大学生活が始まってどうだったか
何の問題もなかった
3年間過ごして振り返ってみると、年齢が違うことによる問題は驚くほど何もありませんでした。最初は大変だったけど今はこう解決したという話ではなく、とにかく何一つ困ることはないので、漠然と不安を抱えている人は漠然と安心してほしいと思います。
意外といろいろな年齢の人がいる
大学にはいろいろな人がいる、とよく言いますが、その通りです。それは環境や性格だけの話ではなくて、いろいろな事情で一般的なタイミングでは大学に行けなかった人たちもいます。私のように音大を辞めて来た人にはさすがに会ったことがありませんが、高校卒業後数年働いて、もう一度学業に戻った私より更に1歳年上の同級生もいます。ちなみに稀ではありますが、みんなより「年下」というパターンの人にも出会いました。大学によっては飛び級での入学を認めているので、17歳で大学1年生になれるのです。
就活には大いに関係ある
多くの人が気になるのが、就活は大丈夫?というところだと思います。結論から言えば、年齢と就活はものすごく関係があります(少なくとも私はそう感じました)。ただ、だから多浪はダメ、という意味ではありません。重要なのは「みんなより多く過ごした〇年間は無駄じゃなかった感」です。大学に行く代わりにしていたことがあればそれをアピールするもよし、そういうわかりやすいエピソードがない人は、自分の考えてきたことや感じてきたことが武器です。自分のことを客観視してうまく年齢を活かすことができれば、常に不利なんてことにはなりません。