学生が起業するメリットとデメリットとは?起業の実践法も - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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「GUESSS2016」の「大学生の起業意識調査レポート」によれば、世界各国及び日本の大学生のうち、「創業者として自分の会社を経営する」という項目で、「卒業直後」と答えた日本人が0.9%、世界が8.8%、「卒業から5年後」と答えた日本人が11.7%、世界が38.2%となっています。世界と比較すれば、まだまだ起業意識の低いのが日本の実情。日本政府は、日本経済を活性化させるために、学生であっても起業に挑戦する人材を求めています。今回は、学生から起業を目指すメリットやデメリット、実践法についてご紹介します。

(参照元:大学生の起業意識調査レポート|GUESSS2016

学生起業のメリット

学生の肩書きを最大限活用できる

起業時、誰かに協力を仰ぐ際には、「学生」という立場が役立ちます。社会人は信用を得て、協力してもらえるまでにハードルが高くなりますが、学生というだけで相手にメリットがなくとも応援してもらえる可能性があります。

同じ立場の学生ユーザーに対してアプローチしやすいのもメリットです。学園祭やイベント、セミナーを学生向けに開催して、製品やサービスのマーケティングに役立てることもできるでしょう。

産学連携で起業することもできます。学校で専門分野の研究を進め、その成果や特許を基にベンチャーを立ち上げることも可能です。研究の成果が顕著なものであれば、大学側の支援を受けられるかもしれません。立ち上げ時には、教授や事務局に相談してみてもいいでしょう。

月々の固定費を抑えられる

起業時に、事務所を借りる必要はなく、実家や自宅、大学の校舎を拠点として活用できるため、固定費を抑えられます。学内のパソコンを自由に使えれば、アプリケーション開発やウェブサイトの更新、ミーティング資料の作成など、作業が進むでしょう。また、事業を始めて所得(売上から経費を差し引いた額)が扶養の額を上まらなければ、余計な税金を支払わずに済みます。

時間的制約が少ない

学業に充てる時間も必要ですが、それ以外の時間は仕事に充てられるのが学生起業のメリットです。ほかの学生がアルバイトや部活動、サークル活動に使っている時間を起業に充てられます。社会人が仕事をしながら起業を目指すよりも、多くの時間を割くことができるでしょう。また、1~2年生で単位を取得し終わっていれば、週1~2時間ゼミに通うだけで、後は自由に時間を使うこともできます。焦って起業しても失敗してしまうもの。ビジネスモデルをじっくりと練る時間がある学生の長所を出すことができるでしょう。