③歩くだけで客引き・ナンパされる
ちょっと観光名所にでも週末出かけようかな!と出てみると、
「Konnichiwa! Japon!」
みたいな感じで話しかけられます。
というただの客引きならいいのですが、女子だとなぜか手にキスされたり、「You’re beautiful.」と言われ続けたりして、最終的に「お茶しない?」とか言われます。
こっちがひとりだろうがふたりだろうが、話しかけ方は案外変わりません。
一番謎だったのは、「僕の友達は、母親が日本人なんだ!お茶してきなよ!」と言われ紹介された人が、どう見ても顔の薄いトルコ人だった事件です。
その時の私は、「日本にルーツある人少ないから、話したい!」と思ったのですが、結局ただのナンパだったため、そのお茶に変な薬が入っていないか祈りつつ、逃げ出しました。
ほんと、気をつけましょう。あの時の私はバカでした。何かあってからではまずいのです。
少しトルコ語喋るようになっても、外人扱いは続きました。普通に買い物に来ただけでも、絶対一回「日本人?中国人?」と声をかけられるので、最終的にイヤフォンをして全て無視しました。(そのせいで、ルームメイトから話しかけられたのにも気づかなかったこともあったのですが……)
ただ、こういう外人扱いが続いたおかげで、「日本に住む外国人ってこんな気分なのかな」と思えました。
④死ぬほど渋滞した
大学は中心地から離れていたため、最寄りの駅から終点の駅まで行って、1時間に1本ほどしかないバスに乗って、1時間半かけて行っていました。
ただ家から最寄りの駅まで徒歩20分以上かかるので、まずはバスに乗って5分で駅まで行くのが理想の通学路でした。
ですが、死ぬほど渋滞しました。
現在でもイスタンブールは、世界でもっとも渋滞のひどい都市第2位だそうです。
世界で最も渋滞のひどい都市 ワースト20 | BUSINESS INSIDER JAPAN
通学中、バスの中から歩く人を見て、「歩けば良かった!」と思う日もありました。毎朝、ほぼバスは動かなくなってしまうからです。
そもそもなぜ幹線道路のようなところにしか信号がないのか…と思うレベルの交通量で、日々ストレスでした。
道を渡る時は命がけ。ルームメイトは、「イスタンブールでは、道を自分から取りに行かなきゃダメ!」と言われ、たくましくいきないといけないなと思いました。
すると、留学終盤…
家の近くの道に信号機ができたのです!
信号機って素晴らしいです!!交通整理にもなるし、歩行者は安心して渡れます!!
と興奮したのですが、この感動はイスタンブールの街中で過ごさないとわからないかもしれません。日本人の友達には誰にも共感されませんでした。まあ、誰も守らないですし……。
イスタンブールでは、空港への移動はバスを使う方も多いかと思いますが、渋滞にはご注意ください。
大学以外の世界にも飛び出してみよう!
ということで、寮生活を辞めたことで、現地の庶民的な生活を知ることができました。
大学がその国の全てではないからです。
私の場合、交通渋滞や停電、外人扱い、様々な経験を経て、日本の良さや、外国人として過ごす肩身の狭さを実感しました。
せっかくの交換留学、大学の外に出て、色々な世界を見てみることをお勧めします!