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”オベリンナー”という言葉をご存知でしょうか。これは桜美林大学で、学びに関わった人をさすことばです。もちろん、これは桜美林大学の人のために作られた、ある種の造語のようなものです。この言葉に、桜美林大学の理念「学び、尽くして、感謝される。」の意味が込められています。
大学の使命を全うするために、学び、人のために尽くすことの大切さを表す言葉のようです。
この記事では、桜美林大学の出身者、通称「オベリンナー」たちの卒業後のその後の活躍にフォーカスしました。どんな分野で、どんな方たちがいるのかをご紹介します。
文学・芸術の分野で活躍する有名人
こちらでは、文学・芸術の分野で活躍するオベリンナーたちをご紹介します。
黒碕薫さん(文学部)
黒碕薫さんは神奈川県横浜市出身の小説家。帰国子女として小学校の数年間をブラジルで過ごした経験があります。桜美林大学では文学部中国文学科で学び、その後、東証1部上場の日本の建設会社でエンジニアリング会社でもある日揮に入社。そのかたわら、1994年に小説『天使たちの惑星』でデビューし注目を浴びました。
最近では、映画で話題になった「るろうに剣心」などのシリーズにも一部、執筆協力しています。夫は漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』などで有名な漫画家・和月伸宏氏です。
神舘和典さん(経済学部)
神舘和典さんは著述家、ジャーナリスト。音楽誌に執筆を多く手がけており、『ポップギア』(CBSソニー出版)『ドラム・マガジン』『ベース・マガジン』(ともにリットー・ミュージック)『東京中日スポーツ』などで執筆した経験が多数あります。
現在は、文学から政治・経済関係にも手を広げて活躍中です。さらに、『とくダネ!』(フジテレビ)、『ザ・ワイド』(日本テレビ)、『寺島尚正ラジオパンチ』(文化放送)など、多くのメディアへの出演経験を持っています。
恒松郁生さん(文学部)
恒松郁生さんは、文学部英語英米文学科を卒業し、現在、桜美林大学教授を務めています。過去1974年から30年間にわたり渡英した経験があり、ロンドン夏目漱石記念館館長、作家、崇城大学図書館長、副学長を歴任しています。
著書に「こちらロンドン漱石記念館」(中公文庫)、「英国王室御用達」(小学館)、「達人のロンドン案内」(共著・講談社)、「マイ・フェアー・ロンドン」(共著・東京書籍)などがあります。
はしもといわおさん(文学部)
漫画家のはしもといわおさんは高校卒業後、インドに渡り青年海外協力隊として活躍。帰国後、桜美林大学文学部に入りました。卒業後に、ヨーロッパ放浪の旅に向かい、1975年に、週刊マーガレットに「ドラキュラベイビー」でデビューしました。
その後、1983年「どてらネコ」で第29回文藝春秋漫画賞を受賞しています。宇部市の議会議員の経験も持ちます。
藤田貴大さん(総合文化学科)
藤田貴大さんは劇作家、演出家として活躍しています。高校時代は、北海道の伊達緑丘高等学校で演劇部に所属。演出を手がけた『りんごの木』が全国高等学校演劇大会ベスト4を獲得。審査員を務めていた平田オリザ氏から評価を受けたのを機に、平田が教鞭をとっていた桜美林大学文学部総合文化学科に進学を決めたという経緯があります。
2011年に『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で第56回岸田國士戯曲賞を受賞して以来、いくつもの賞を受賞、またノミネートされています。
牛水里美さん(総合文化学科)
牛水里美さんは女優で、桜美林大学総合文化学科を卒業しています。劇団「黒色綺譚カナリア派」に所属。ここ最近は、「温泉ドラゴン『桜』」、「温泉ドラゴン~日韓演劇週間vol.2~『桜』などの舞台をこなしています。
本間剛さん(俳優)
本間剛さんは、クリオネ所属の俳優。テレビドラマや映画、CMなどに多数出演しています。。映画では「踊る大捜査線THEFINAL」「母さんがどんなに僕を嫌いでも」などへの出演歴を持ちます。