モチベーションを上げる!浪人生の親の対応とは?
志望校合格に向けて努力している我が子のために、親はどのような対応をとるべきでしょうか? 浪人中の子供のモチベーションを上げる親の対応方法を、3つご紹介します。
(1)「勉強しなさい」と言わない
浪人中の子供のモチベーションを上げる親の対応の1つ目は、「勉強しなさい」と言わないことです。浪人中は否が応でも勉強をしなければいけないということは、子供本人がよく分かっているはずです。そこに親から勉強しろと言われてしまっては「分かっているけれど、気持ちが乗らない」など、心の葛藤を大きくしてしまう恐れがあるでしょう。
さらに、「しなさい」と命令系で言われることで、勉強を「親に言われてやらされている」と感じてしまうかもしれません。すると「やりたくもない勉強を親にやらされている」「自分の意志ではないからやる気が出ないのだ」など責任を親に押し付けてしまう子供もいるかもしれません。
自分の意志で勉強してこそ、モチベーションは高く維持することができます。子供のやる気をそがないためにも、勉強しなさいと言うことは控えるといいでしょう。
(2)お弁当や夜食を用意してあげる
浪人中の子供のモチベーションを上げる親の対応の2つ目は、お弁当や夜食を用意してあげることです。勉強をしている間にも多くのエネルギーが消費されていくため、夕飯を食べた後であっても小腹が空いてしまう、という子供もいるでしょう。
そんなとき親からの夜食の差し入れがあったら、「自分のことを考えてくれている」と嬉しく思うでしょう。また細かな気配りをしてくれる親に対して改めて感謝を覚え、「恩返しできるように、志望校に合格したい!」と気持ちを強めることができるかもしれません。
(3)勉強だけを強要しない
浪人中の子供のモチベーションを上げる親の対応の3つ目は、勉強だけを強要しないということです。浪人をしている間は、毎日のメイン活動が勉強となるでしょう。しかし、浪人時代であっても、子供にとっては立派な人生の一部です。勉強のみをひたすらやるだけでは、悔いの残る日々を過ごすことになってしまうかもしれません。
もしもどこかへ出かけたい、こんなことをやってみたい、ということが子供にあった場合、「それどころじゃないでしょう!」などと頭ごなしに叱るのは控えるべきでしょう。それができないことで、もやもやした日々を過ごしてしまう方が、勉強へのモチベーションを下げることにつながってしまうかもしれません。
浪人中も我が子の大切な人生であるということを忘れずに、日々の過ごし方を考えてあげましょう。
おわりに
模試の結果が思うように振るわなかったり集中力が続かなかったりなど、浪人中のモチベーションが下がってしまう場面は多々考えられます。そんなときのために勉強時間をあえて制限したり、息抜きの場所を決めておいたりするなど、我が子だけのモチベーションを保つ方法を日ごろから考えておくと良いでしょう。
受験をするのは子供ですが、親の協力は非常に大きな支えとなります。浪人生活を実りあるものにするためにも、子供のモチベーションの保ち方を親子で探っていきましょう。
参考
自分が受験期のことを思い出して・・・・全国の大学生アンケート|全国大学生活共同組合連合会
浪人生活の送り方|WOMEN’S PARK
勉強のモチベが低い浪人生へ|暇な大学生のブログ一橋大学合格体験記−大学受験・大学生活・浪人生活ブログ−
でんじろう先生「独立できたのは4年の浪人経験があったから」|AERA dot.
【浪人生必見】1年間モチベーションを保ち続けるための方法8選!|大学受験プロ