成蹊大学出身の作家
成蹊大学は著名な作家も輩出しています。ここでは、2名の作家をご紹介します。
石田衣良さん
「池袋ウエストゲートパーク」(文藝春秋)の著者として有名な石田衣良さんは、成蹊大学経済学部を卒業しています。大学卒業後は、フリーライターとして生活。その後、広告代理店のコピーライターとして就職、フリーのコピーライターになりました。
36歳で小説家になることを決意し、「池袋ウエストゲートパーク」で第36回讀物推理小説新人賞を受賞。同作は、コミック化やドラマ化され、幅広い世代に知られる代表作になりました。
2003年には『4TEEN フォーティーン』(新潮文庫)で、第129回直木賞を受賞しています。現在でも、執筆活動を中心に社会批評家としても活躍しています。
桐野夏生さん
ロマンス文学やジュニア小説を執筆する桐野夏生さんは、成蹊大学法学部を卒業しています。卒業後は、映画館や広告代理店で働きますが、24歳のときに結婚。結婚後も仕事を継続しますが、子育てと仕事を両立できる仕事としてフリーライターの道を歩み始めます。1984年にロマンス小説『愛のゆくえ』(サンリオ)で、小説家としてデビューしました。
1993年に『顔に降りかかる雨』(講談社)で江戸川乱歩賞を受賞、1999年の『柔らかな頬』(講談社)では直木賞を受賞します。また、社会現象にもなった『OUT』(講談社)は英訳され、アメリカのエドガー賞にもノミネートされました。