慶應義塾大学出身の文化人
慶應義塾大学からは、多くの文化人も輩出しています。ここでは、ジャーナリスト、小説家、映画プロデューサーから3人をご紹介します。
池上彰さん
難しい内容をかみ砕いて視聴者に伝えることで人気のジャーナリスト池上彰さんは、慶應義塾大学経済学部を卒業しています。
1973年にNHKに入局し、松江放送局、広島放送局など地方の報道局記者を経験。1979年に東京放送局に移動します。その後、キャスターを経験し、1994年から「週刊こどもニュース」で初代お父さん役でニュースを分かりやすく解説し、好評を博しました。
2005年からはフリーになり出版活動、講演活動、メディア出演など多方面で活躍しています。
池井戸潤さん
ドラマ「半沢直樹」のヒットで多くの人に知られることになった作家の池井戸潤さんは、慶應義塾大学文学部、法学部を卒業しています。
大学卒業後は、三菱銀行に入行。32歳のときに三菱銀行を退職し、コンサルタント業と執筆業にいそしんでいました。1998年に「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞し作家としてデビューを果たします。その後、「空飛ぶタイヤ」で第28回吉川英治文学新人賞、「オレたち花のバブル組」で第22回山本周五郎賞、「下町ロケット」で第145回直木三十五賞を受賞するなど、多くの人気小説を発表しました。
多くの作品がテレビドラマ化されており、2018年には「空飛ぶタイヤ」が長瀬智也さん主演で映画化、2019年には「七つの会議」が野村萬斎さん主演で映画化されています。
鈴木敏夫さん
世界にその名をはせるスタジオジブリの代表取締役・鈴木敏夫さんは、慶應義塾大学文学部を卒業しています。
大学卒業後は、徳間書店に入社しアニメーション雑誌「アニメージュ」の創刊に関わります。そこで、宮崎駿監督との出会ったそう。その後、高畑勲さんを口説いて「風の谷のナウシカ」の制作に携わりました。
1989年にスタジオジブリに移ってから、「魔女の宅急便」をプロデュースしヒットさせます。1997年の「もののけ姫」では、興行収入200億円に迫るヒットを記録し、ジブリのブランドを確率。代表作に「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「紅の豚」などがあります。