英検1級の面接で注意すべきこと
英検1級の面接の際の一連の流れと、質問内容についてはおおよそ分かりましたが、それでは、面接ではどのようなことに注意すればよいのでしょうか。
ここからは、実際の面接の際に気をつけるポイントについてチェックしていきましょう。
簡単な単語を使い正しい発音で話す
発音は正確にできなければ、良い印象を与えることはできません。使用するのは簡単な単語と文法で構いませんので、正しい発音を心がけましょう。特に「th」の発音や、「L」と「R」の違い、「V」と「B」の違いなどは目立ちやすいので気をつけましょう。
スモールトークのときもトピックカードに基づいたスピーチでも、無理に難しい単語を使う必要はありません。誰もが理解しやすい簡単な単語を用いて、分かりやすく表現することを心がけるといいでしょう。
簡単な会話にも注意する
会話の導入となるスモールトーキングですが、簡単な会話だからといって気を抜くとミスを誘発してしまいます。たとえ簡単な会話であっても、しっかりと事前対策をして想定される質問をピックアップし、それに対する回答案を用意しておきましょう。
簡単な会話でリラックスしてもらい、導入のきっかけを作るのがスモールトーキングの目的です。しかしここの簡単な会話でミスをしてしまうと、面接官から「筆記は得意でも会話は苦手なのかもしれない」という印象を持たれてしまいます。注意しましょう。
積極的にスピーキングする
英検は、準1級まではその評価の項目に「アティチュード」という名前の項目が設定されており、積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が評価されます。1級の試験ではアティチュードという評価項目はなくなりますが、積極性が全く評価の対象外になる、とも言い切れませんので、積極的な姿勢を心がけた方がいいでしょう。
よく使うフレーズを活用する
面接官が何を聞いたのかよく分からなかった場合や、聞こえなかった場合は「Please say again.」「I beg your pardon.」などのフレーズを使って聞き返しましょう。相手に聞き返しても、減点にはなりません。
質問の内容に対して考える時間がほしいときは、「Let me see」や「well」などを使ったり、質問文をゆっくり繰り返したりして、時間を作りましょう。無言のままでいるのはよくありません。
それでも質問の内容が分からないときは、「Do you mean~?」(~ということを聞いていますか?)と言い換えたりしてみましょう。