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英検の中でも最難関とされる英検1級ですが、2次試験の面接に合格するためには、勉強法や受験の際のコツのようなものが存在します。
この記事では、英検1級の面接に合格するための対策にスポットを当てて解説していきます。これから英検を受験する予定の方も再チャレンジの方も、ぜひご一読ください。
もくじ
英検1級の面接とは
英検は、公益法人日本英語検定が実施している英語技能の検定試験です。試験には難易度の低い方から5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級があります。
1次試験は、マークシート式の筆記試験と記述問題、リスニング問題で構成されています。1次試験に合格した人だけが、2次試験の面接へと進むことができます。
2次試験の面接では、日本人または外国人の面接官と個別で対面。1級の面接では面接官が2人つき、スモールトーク、スピーチ、Q&Aの順に面接が進んでいきます。
以下では、具体的な内容をご紹介します。
面接でスピーキングする内容
自由会話は面接の導入のような役割を持っており、面接官と簡単な日常会話を行います。次のスピーチでは、与えられた5つのトピックスの中から1つを選び、2分間受検者が話します。最後に、スピーチした内容やトピックスについての質問に答えて終了です。
スピーキングの自由会話では、あなた自身について、また英語を勉強している理由、海外渡航経験などについて聞かれます。いずれも難しい内容ではなく、すぐに答えが思い浮かぶような内容が多いでしょう。
スピーチでは、渡されたカードに書いてある5つのトピックスから好きなものを選び、スピーチをします。その後、スピーチした内容について質問されますので、いかに自分に合ったトピックスを選択するかが重要になります。
ここからは、面接の流れと実際に聞かれる質問について詳しく見ていきましょう。
面接の流れ
実際の面接はおおむね以下のように進んでいきます。
1.入室:面接カード持参で待機し、自分の番が来たら入室
2.面接カードを面接官に渡す
3.面接官の指示に従い着席
4.氏名を聞かれた後、スモールトークで簡単な日常会話を開始
5.5つのトピックが記載されたカードを渡され、トピックを選んで何を話すかを1分で考える
6.面接官の指示に従い2分間でスピーチ
7.Q&Aでは、スピーチした内容に関わる質疑応答
8.トピックカードを面接官に返却し、指示に従い退室
参考
1級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
聞かれる問題例
英検1級の面接試験では、実際にどのような質問がされるのでしょうか。日本英語検定協会が公開している資料を見てみると、サンプルとして以下のような質問がありました。
- What role should the United Nations play in international politics?
- Do the rich have responsibility to help the poor in society?
- Is tradition always worth preserving?
- Should students be asked to evaluate their teachers?
- Agree or disagree:The Olympics have become too commercialized
(引用元:1級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会)
英検1級にもなると、出題されるトピックスも難易度の高いものが並びます。受検者の意見や考えを問う質問をはじめ、質問内容は多岐にわたります。また、中には物事に賛成するか、反対するかを問う問題もあるようです。
手渡されたカードに並んだ5つの質問の中から、自分の理論を展開しやすそうなトピックを選ぶのが大切です。