英検2級合格に必要な語彙力は?頻出単語を覚える方法を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

自分の語彙力を調べるには?

英検2級に合格するための効果的な対策を講じる際は、現在の語彙力を正しく把握しておくことが大前提となります。英語力という意味ではできるだけ多くの英単語を知っておくことも大切ですが、とにかく英単語を覚えるだけでは、努力がムダになってしまうことも珍しくありません。これからご紹介する方法で、正しく自分の語彙力を把握し、英検2級に合格するために必要な対策を検討していきましょう。

テスト問題を紙に書いて解く

テスト問題を紙に書いて解くことが、自分の語彙力を測るための1つ目のステップです。このステップは紙と鉛筆を用意し、45個の問題を用意し、4分間ですべて解き切るというステップで、現在の語彙力を正しく把握していきます。

学校のテストなどでは、英単語の接頭語から意味を類推して回答することも可能ですが、英検2級ではパッと見て、すぐに意味を書き出せるようなスピード感が求められます。英検のリーディングとライティング、リスニングの3つの構成を時間内に解き切るためには、1単語あたり約5秒ほどで回答することに慣れておく必要があるのです。

解けた単語数で語彙力を判断

自分の語彙力を把握する2つ目のステップが、解けた単語数で語彙力を判断するというものです。採点基準は、漢字の間違いは正解、だいたいの意味が合っていれば正解とし、厳密に正解できていなくても問題はありません。

決められた時間内で回答した問題の正解数が、英検2級の合格に必要な語彙力との差となります。

語彙力別学習アドバイス

ここからはテストで分かった語彙力から、着実にレベルアップしていく方法を紹介していきます。英検はリーディングとライティング、リスニングの3つの構成されており、英単語をどれだけ理解しているかによって、語彙力を高めるべきかそのほかの部分を補強していくべきかは異なってきます。これからご紹介する対策を講じることで、一歩一歩英検2級の合格に近づくことができるでしょう。

単語を全然解けない場合は?

紙と鉛筆を用意すること、45個の問題を用意する、4分間ですべて解き切るという方法であまり解けなかった方は、英単語に慣れる対策を講じる必要があります。また、英検2級を受験する目的もまずは合格ではなく、試験の形式に慣れていくように置き換えることをおすすめします。

取り組んでいる内容によっても異なりますが、この段階では過去問を解くといった試験に直結する対策ではなく、英単語を網羅できるテキストに専念するのが効果的です。

ある程度単語を解ける場合は?

用意した45個の問題のうち、6〜7割ほどの正答率だった方は、意外な意味を持つ英単語だけを総復習することをおすすめします。

英検の出題形式の中でも、リスニングに用いられる英単語は比較的簡単であるため合格までの道のりが遠いというわけではありません。ただし、英検2級のリーディングからは、かなりハイレベルな英単語が使用されるようになります。そのため、account(口座)、fine(罰金)、interest(利子)のように、単語と日本語訳が一致させづらい英単語に特化することが、効果的な対策となります。

ほとんどの単語を解ける場合は?

用意した45個の問題の8割以上を正解できた方は過去問の演習に時間を費やし、出題傾向に慣れて、出題傾向を分析することで合格する可能性をグッと高めることができます。

予想されない問題が出ることもありますが、英検は過去問を数多くこなすことで大まかな出題傾向を身につけられる資格試験です。さらに、本番さながらに時間を決めて過去問を解くという作業を繰り返すことで、時間の配分をしっかり身につけることができるでしょう。