理想的な生活費の内訳
光熱費や通信費のような固定費のほか、食費、娯楽費のように月によって変動するものをやりくりするのは非常に頭を悩ませることと思います。特に教育費は削ることが難しいですし、育ち盛りの子供がいるなら食費も削れません。
しかし、ちょっと見直すだけで劇的にうまくいくこともあります。理想的な生活費に少しでも近づくために、しっかりと見ていきましょう。
食費に要注意
食費は収入に対して15%の割合が理想とされています。近年は野菜も高く、肉や魚などバランスよく摂ろうとすると結構な出費になったりします。納豆や豆腐など比較的安い食材を取り入れるなどして15%以内に収める工夫が必要です。
また、コンビニ弁当やインスタント食品、冷凍食品も豊富にありますからついつい頼ってしまいます。しかし、既製品は便利な分値段が高くなりますので、ちょっと多いかなと思ったら少し減らす努力をしましょう。外食についても同様です。家で家族揃って食事をする機会を増やして、食費を減らすついでにコミュニケーションをとる場を増やしていきましょう。
3人分の教育費が負担に
教育の支出は4%が理想とされています。しかし、子供の将来を考えると削ることは難しいですし、3人分ともなると結構な負担です。教育費は、この際、子供が成人するまでは必要経費とし、ほかの部分で貯蓄にまわせないか考えてみましょう。
収入に対する理想的な家計比率は?
5人家族の場合の家計の理想的な割合は、以下のようになります。
(参照元:【生活費を公開】年収別5人家族の理想の生活費と現実 我が家が実際にいくらかかっているか内訳を公開します – しろくま無添加 写真&子連れ旅行記)
- 住居費: 25%
- 食費: 15%
- 水道光熱費: 6%
- 通信費: 5%
- 小遣い: 8%
- 預貯金: 18%
- 生命保険料: 4%
- 日用品: 2%
- 医療費: 1%
- 教育費: 4%
- 交通費: 2%
- 被服費: 2%
- 交際費: 2%
- 娯楽費: 2%
- し好品: 1%
- その他: 3%
(引用元:家計の黄金比率 5人家族だと | 主婦の家計改革宣言)
これに、ご自分のご家庭の家計を当てはめてみましょう。明らかにオーバーしている項目はありませんか。そのオーバーしている項目で削れる部分がないか見直してみましょう。特に保険は、本当に自分たちに必要なのか、ほかの会社でもっと安いものはないかを探してみると思いのほか削ることができたりします。
ほかにも意識することで節約できるものがあれば、家族全員で取り組んでいくのも必要なことかと思います。
生活するのに必要な年収
いくら家計を見直して節約しても、最低限の収入がなければ生活できません。しかし、地域によっては年収450万円で苦労していない家庭もあれば、年収600万円でも赤字で悩む家庭があります。このように環境が大きく影響しますので、明確な目安はありません。