一人暮らしの節約術
どの支出を見直すべき?
一人暮らしの家計で見直すべき項目として、ファイナンシャルプランナーの坂本卓也氏は次の3つを挙げています。
参考
食費
食費の最大の節約方法は、自炊をすること。自炊の習慣は就職してからも家庭を持ってからも役立ちますから、よい練習期間と考えて、学生のうちに身につけたいものです。
そのほかに坂本氏がすすめるのは、次のような節約方法です。
1週間の食費をしっかりと設定することから始めてみてください。たとえば、1週間の食費を1万円以内に抑えるというように、あらかじめ設定したなかで生活すると使いすぎがなくなります。 |
日中にお茶やジュースをよく購入する方は自宅から水筒を持参したり、仕事後についコンビニに寄ってデザートなどを購入してしまう方は、あらかじめスーパーで安く購入しておくことにより節約することが可能です。たとえ1日100円、150円という小さな金額であっても、ひと月に換算すると3,000円、4,500円と大きな金額になります。 |
(引用元:一人暮らしのあなたに!家計の目安をFPが伝授!|Sodan)
通信費
サービス提供会社やプランの組み合わせによって、大幅に減らすことのできる固定費が、通信費です。学生にとっては、勉強にもアルバイトにもインターネットは必須ですが、次のような工夫が大きな節約効果をもたらします。
特に、一人暮らしの場合は、インターネット回線を固定回線からモバイルWiFiルーターなどへ変更し、携帯電話を格安スマホの小容量で設定し、動画を見たり容量の大きいデータをダウンロードする際はWiFiを利用することにより、携帯通信量とインターネット代を合わせて5,000~6,000円程度にすることもできます。 |
(引用元:一人暮らしのあなたに!家計の目安をFPが伝授!|Sodan)
光熱費
住居費のうち家賃を下げることは、いったん契約して入居してしまえば引っ越しも難しく、ほぼ不可能となりますが、光熱費については工夫次第で可能となります。坂本氏は次のような方法を示しています。ネットなどで調べて、比較検討してみましょう。
電力・ガスの自由化により、契約者が自由に供給会社を選べるようになりました。供給会社を変更することで毎月の使用料が数百円程度割引になったり、電気とガスを同じ供給会社にすることで割引を受けることができるようです。 |
(引用元:一人暮らしのあなたに!家計の目安をFPが伝授!|Sodan)
大学生が実践している節約術
「マイナビ学生の窓口」は、大学生男女403人に、実際に行っている節約術を尋ねています。
第1位:飲み物を買わずに水筒を持参する 66人(16.4%)
第2位:お弁当を作る 56人(13.9%) 第3位:自転車や徒歩で出かけて交通費を節約 46人(11.4%) 第4位:学生割引を利用する 43人(10.7%) 第5位:自炊する 35人(8.7%) |
(出典:大学生が実践している節約術ランキング! 3位徒歩で出かける、2位お弁当を作る|マイナビ学生の窓口)
食費のプチ節約を実践している人が多い様子です。
簡単で意外と節約になる(男性/22歳/大学4年生) |
(第1位:飲み物を買わずに水筒を持参する)
お昼代を大幅に節約できる(女性/22歳/大学3年生) |
(第2位:お弁当を作る)
(引用元:大学生が実践している節約術ランキング! 3位徒歩で出かける、2位お弁当を作る|マイナビ学生の窓口)
小さなことでも継続すると大きな節約につながる、という実感があるようです。
まとめ
一人暮らしの学生は、生活費の約半分を家賃が占めるものの、細かな節約の工夫で堅実な生活を送っている様子が見えてきました。ご紹介したデータを参考に、春からの一人暮らし、子供と一緒に月の収支の概算プランを立ててみましょう。どの程度の規模の家計で生活を送ったらいいか、見当がつくのではないでしょうか。学生の本分は勉学。収入も支出も無理をせず、有意義な学生生活を送ってください!
大学生が実践している節約術ランキング! 3位徒歩で出かける、2位お弁当を作る|マイナビ学生の窓口