研究者になるには?
研究者は専門的な知識が必要です。女性の研究者も多いので性別はあまり関係ありませんが、研究者全体で見ると研究者として働ける女性は残念ながらあまり多くありません。子育てや家庭との両立が難しく辞めてしまう女性が多いのも事実です。多くの場合学歴に左右されるので、研究者を目指す場合は大卒じゃないと難しいことのほうが多いです。なかには学歴はあまり関係ない研究もありますが、一般的には大卒が条件となります。
大学院で修士号を取得
大学院で修士号を取得するというのは、研究者になるための近道です。どこの研究所で働くかによる違いもありますが、国内でトップクラスの研究者は大学院で修士号を取得している人が多いです。
研究者になりたいと希望しても、採用に条件を決めている場合は大学院で修士号を取得していると有利になることは多いです。もしもこれから研究者を目指そうと思っているのなら、最初の目標を大学院で修士号を取得にしておくといいかもしれません。
大学院で博士号を取得
大学の研究所や研究室で働きたいと考えているなら、大学院で博士号の取得を目指しましょう。もちろん研究内容によっては、資質も問われることはありますが最低限の条件として、大学院で博士号を取得は必須としている傾向があります。
全体的に研究者は狭き門と言われています。なれる人は限られますので、必須とされるものは持っていた方が可能性は高くなります。研究者を求める場合、できるだけ優秀な人を希望します。大学院で博士号を取得しているということで、自身のスキルの証明にもなるので持っておいて損はないでしょう。
ポスドクから正規職員になる
ポスドクというのは、ポストドクターの略です。研究者はとても狭き門ですから、なかには博士号を持っていても正規職員になれるとは限らないのです。正規職員を目指して研究者として安定した環境を確保するために第一歩として、ポスドクになるのが一般的です。
ポスドクは短期間の研究員という立場ですが、ポスドクの間に実力が認められると正規職員になれる可能性は高いです。博士号を持っているので、正規職員になれれば後は研究に没頭することも可能です。
国・地方自治体の採用試験に合格する
国や地方自治体が研究者を求めて採用試験を行うので、その試験に合格すると研究者として働く道を切り開くことができます。ただし他の研究者も試験を受けますし、試験を受けても合格しないと始まりません。
企業の研究職に応募・採用される
企業の研究職に応募するという方法もあります。採用されるかどうかは分かりませんが、自分の得意分野で、企業側が認めてくれれば採用される可能性はあります。採用されれば企業の研究所で研究者として働けます。こうした応募は常時募集しているとは限りませんが、募集があったら応募してみるのもいいかもしれません。