アニメーターになるには?どんな技術が必要? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

アニメーターに求められる技術

アニメーターに求められる技術
ただアニメが好きとか絵が上手いというだけでは、アニメーターはなれません。アニメーターとして仕事をするにも、必要な技術はあります。仕事をしながらステップアップできるのも魅力の1つですが、まずは最低限必要な技術を知り、自分がそれを持っているかどうかの確認をしておくことをおすすめします。

デッサン力

デッサン力はアニメーターには欠かせない技術です。どんなにアニメが好きでも、デッサン力がない人はアニメーターにはなれません。ただデッサンができるだけではダメ、正確さや応用力なども求められます。

正確にデッサンするには、観察力も必要です。元々の才能や素質なども関係してきますが、日頃からいろんなものをデッサンして練習しておくことが大切です。面接の際は今まで描いたデッサンを見せるよう求められることもあるので、たくさん描いて練習するとともに実力を証明できるようデッサンを保存しておくことも大切です。

3DCGの知識

今はアニメを制作するとき、3DCGツールを使います。手作業で描くものもありますが、動きを再現するには3DCGツールで原画をアニメにしていくことになります。そのためアニメーターには3DCGの知識も必要です。

絵が上手くても3DCGの知識がないと、アニメーターとして採用されるのは難しいでしょう。ソフトを使いますが、平面の原画を立体的にするので造形力も必要です。1つの作品を完成させるまでには、長い時間と手間のかかる作業が必要です。

特に納期がある場合は、3DCGの知識がない人がいると作業の遅れなどの原因となってしまうので、アニメーターを目指すなら3DCGの知識は必須となります。

デザインツールの知識

昔のアニメーターは、紙と鉛筆を使ってアニメーションを作っていました。今は3Dという技術が発展していますので、ツールを使えば手間のかかる作業も簡単にできるようになっています。技術の進化とともにアニメーターの仕事内容も変わってきています。

基本的にアニメを作るという目標は同じですが、作り方は違ってきています。今も手作業を必要とする項目はありますが、ほとんどはツールを使います。デザインなどもデザインツールを使うので、デザインツールの知識がないと使いこなせません。ツールを使うことで作業の正確性も向上していますし、何より仕上がるまでの時間も大幅に短縮されています。