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保険は、病気やけが、場合によって命を落としてしまったときなどの万が一の大きな保障として信頼が高いものです。大黒柱の夫が突然がんを患い、多額の医療費の支払いを迫られたとしたら家族は生活していけなくなります。保険は年齢や家族構成などに合わせてさまざまな商品があり、それらを提案、販売するとともにアフターフォローをするのが保険会社の仕事です。CMでよく目にしたり販売員の方が自宅に訪問したり、周りに保険会社で働いている人がいたりと意外と子供の身近な職業のため、将来の仕事として希望している子供もいるようです。
保険会社の仕事といえば職場を訪れて商品を提案する外交員のイメージが強いものですが、そのほかにも総合職、一般職、事務職などの業務内容があります。あまり知られることがない総合職、事務職の仕事内容や営業・外交員の仕事について解説します。
もくじ
保険会社総合職の仕事内容
保険会社の総合職には、営業のサポートだけでなく、経理や財務、人事などのさまざまな業務内容があります。また、新しい保険商品の企画・開発、コンサルティングや資産運用など、仕事のジャンルが幅広いことでも知られています。
総合職は保険会社のなかでも幹部候補生として重要な業務を任されるエリート職種です。総合職に就いている人は、高学歴で複雑で難易度の高いさまざまな仕事を淡々とこなすことができる高い能力を有しています。保険会社の要ともいうべき総合職の仕事内容とはどんなものなのでしょうか。
保険商品の開発
保険会社は大手をはじめとして数多くあり、業界では常に激しい競争が続けられています。他社と差別化を図るためには、特徴やメリットのある新たな保険商品の開発が必須となります。最近の商品例では、これまで万が一の際の医療費保障だけであったものが、病気やけがで働けなくなった際の給与を補填する商品も登場しています。
現顧客の更新よりも新規顧客を開拓することに大きなメリットがあるため、各社ともに保険商品の開発には力を入れています。この保険商品の開発や企画といった重要業務を遂行するのも総合職です。
マーケティング
数ある保険商品のなかで自社ブランドの商品に加入してもらうためには、経済や社会の動向や顧客のニーズを的確に把握、予測する必要があります。短期的に儲けがあってもそれが続かなければ、競争が激化する一方の保険業界で存続することはできません。
マーケティングは、市場調査などから得られた客観的なデータをもとに自社の商品を売り込むための戦術や戦略を練るために必須となるものです。マーケティングは、保険会社の中枢を担う総合職の重要な仕事のひとつと言えるでしょう。
資産運用
どんな企業であっても最大限にコストを削減するとともに効率的に資産運用することで、高い利益を上げることが目的となります。保険会社は、顧客からの保険掛け金を主な収入源としますが、保険金の支払いという支出が大きい業種でもあります。
保険金支払いと保険金掛け金収入の差額だけの利益では会社を長く存続させるには不安があるため、株式などで資産運用することにより大きな利益を出すのも総合職の仕事です。金融や経済に関する専門的な知識も必要となります。