通訳になるにはどうすればいいのか、年収なども紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

通訳は、長年憧れの職業としてランクインされている職業の一つです。テレビや会議で2つ以上の言語を巧みに操る通訳の姿を見て、憧れる人もかもしれません。

その一方、通訳の仕事は、英語や中国語などの2つ以上の言語を全く異なる言語に、正しく、かつスピーディに変換し、それを双方へ伝えるという責任重大な仕事でもあります。

今回は、生活やビジネスなどを左右する通訳の仕事のこと、年収のことなどを紹介していきましょう。

通訳になるには

通訳になるには、主に通訳の養成学校へ通うことや、通訳翻訳プログラムを展開している大学や大学院へ通うことが手段として挙げられます。また、専門の学校へ行かなくても、瞬時に2つ以上の言語を訳せる力があれば、仕事としてスタートすることも可能です。

参考

グローバルコミュニケーションコース コース案内 言語文化学部の学び 言語文化学 教育|東京外国語大学

通訳者・翻訳者養成プログラム|立教大学院

通訳の仕事の種類

通訳は、相手の状況に応じてさまざまな種類があります。主な通訳の仕事の種類は、次の6つです。

コミュニティ通訳

コミュニティ通訳は、在日の外国人の意思疎通を目的としたものです。実に幅広い種類があるのが特徴。身近な例であれば、医療現場の医療通訳や裁判における司法通訳。加えて、在日外国人の公的機関での手続きがスムーズにできるよう、通訳として自治体の職員とのやりとりも行います。

通訳案内士

通訳案内士は、観光やビジネスでて来日した外国人に対し、通訳だけでなく、日本の観光スポットを案内し、日本独特の文化やしきたりも教える役割を担っています。そして、この仕事に就くには、国家資格である通訳案内士の取得(※後述参照)をしなくてはなりません。

放送通訳

放送通訳は、日本のニュースを外国語に、または外国のニュースを日本語に訳す仕事であり、同時通訳と時差通訳の2種類があります。

キャスターが発する言葉と、口の動きを見て、正確に訳すのが同時通訳。 そして、事前にニュースを見て、訳していくのが時差通訳です。ニュースを伝えるということもあり、語学力だけでなく、その国の経済状況や文化なども頭に入れる必要があります。

ビジネス通訳

ビジネス通訳は、社内のテレビ会議・ミーティング・研修などのビジネスシーンで通訳をする仕事です。ウィスパリングや逐次通訳という種類があります。ビジネスが円滑に進むよう、業界の専門知識も蓄えなくてはなりません。

会議通訳

会議通訳は、サミット・国際会議・シンポジウムなどのシーンで通訳をする仕事です。著名な政治家や社長といった人の通訳を任されることもあります。通訳の中でも、ハイレベルな部類として位置づけられています。

スポーツ通訳

スポーツ通訳は、母国以外のチームに在籍しているスポーツ選手の会話をサポートする仕事です。近年、日本人のスポーツ選手も欧米を拠点とするケースも増えており、通訳の中でもニーズが高い仕事です。