外交官になるには?仕事内容や年収、やりがいや魅力を紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

外交官の仕事の種類

外交官は総合職(キャリア外交官)と外務省専門職(ノンキャリア外交官)に分けられます。それぞれどちらが優位ということはなく、仕事内容も大きく異なります。

総合職(キャリア外交官)

国家公務員総合職試験に合格して外務省に入省した人は総合職員になります。日本の国益に関わる政策を提案するなど、外交の中枢を担います。ポジションが上がると事務次官になったり、大使として各国に駐在することになります。

外務省専門職(ノンキャリア外交官)

国家公務員外務省専門職員採用試験に合格して外務省に入省した人は専門職員になります。一般的にはノンキャリアと呼ばれていますが、外務省ではより高度な専門性を求められており、言語面でスペシャリストとして活躍することが期待されています。担当する言語を母国語とする国へ赴き、情報収集や分析を行い政策立案の足掛かりを作ります。

外交官になるためのルート

上記したように、外交官になるためには難関試験を受験する必要があります。出身大学で差別されることはありませんが、より専門的な知識が必要になりますので外交官を目指す際は進学先も考えましょう。

国家公務員採用総合職試験を受ける

外交官になるためのルートの1つ目は、国家公務員採用総合職試験を受けることです。いわゆるキャリア職員になるための試験になります。この試験自体はほかの省庁を目指す人と共通の試験になりますが、1次試験、2次試験に合格することが必須になります。

毎年2月ごろに人事院のホームページで受験案内が公示され、1次試験は4月下旬ごろ、2次試験は5月下旬ごろに行われます。

この試験に合格した後に官庁訪問をし、外務省から採用内定をもらえれば外交官として働くことができます。

国家公務員総合職試験は筆記試験が超難関と言われており、合格するための対策は必須です。

参考

2019年度国家公務員採用総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)及び一般職試験(大卒程度試験)の日程について|人事院

外務省専門職員採用試験を受ける

外交官になるためのルートの2つ目は、外務省専門職員採用試験を受けることです。こちらの試験は外務省が独自に実施している試験。外務省のホームページに説明会などのスケジュールが記載されていますので、専門職を目指したい場合は必ずチェックするようにしましょう。

1日の仕事の流れ

外交官の基本的な1日の流れを紹介します。

8:30~ 出勤

10:00~ 現地の治安や政治の状況について情報収集や分析

12:00~ 昼食休憩

13:00~ 現地の学校や政治的な活動などの視察

18:00~ 仕事終了、退勤

(引用元:外交官の一日|Career Garden

勤務時間は基本的に朝から夕方までとなっていますが、勤務する場所や国により差があります。しかし、有事の際はこのスケジュールには沿いません。情報収集や情報発信に追われ、夜通しで作業することもあります。

また、赴任する国によってはパーティの文化がある場合もあります。パーティも大事な仕事のひとつですので、仕事が終わった後に家族を含めて交流を図るようです。