スクールカウンセラーになるための資格
スクールカウンセラーになるための必須資格はありません。しかし、求人の募集要項に求められる資格が記載されていることが多いです。その多くは以下の2つの資格です。
臨床心理士
スクールカウンセラーになるための資格1つ目は臨床心理士です。心の専門家を雇うということなので、この資格を取得することが求められます。臨床心理士は日本臨床心理士資格認定協会の資格審査に合格することで取得できます。審査は臨床心理士養成に関する大学院を修了することが必要ですので、スクールカウンセラーを目指す場合は進学先も考慮しましょう。
精神科医
スクールカウンセラーになるための資格2つ目は医師免許です。臨床心理士ほどではありませんが、こちらも求められることがあります。精神科医になるためには医師免許が必要になります。さらに医師免許取得後、臨床研修医として2年勤務したのち精神科を選択することで精神科医になることができます。
これら以外にも、学校長や教授などの教職員として勤務した経験がある人を募集している自治体もあります。
また、スクールカウンセラーに類似した名称の資格がいくつか存在しますが、それらを取得していても「スクールカウンセラーに準ずる者」として扱われる場合は多く、時給が低くなってしまいます。
スクールカウンセラーの年収・平均給与
スクールカウンセラーは学校と病院など勤務先を掛け持ちしている人が多く、一概に年収はこれくらいとはいえませんが、スクールカウンセラー単体での年収はおおよそ以下のとおりです。
非常勤のスクールカウンセラー
非常勤のスクールカウンセラーの平均年収は180~230万円です。多くのスクールカウンセラーは非常勤職員となることが多いです。地域や学校によって多少差がありますが、週2~3回の非常勤出勤で、時給は3,000~5,000円程度といわれています。
常勤のスクールカウンセラー
常勤のスクールカウンセラーの平均年収は320~440万円です。私立学校などでは常勤職員として働いているスクールカウンセラーもいます。常勤職員ですので非常勤職員に比べて出勤数が増える分給料が多くなります。
参考
スクールカウンセラーの年収給料や20~65歳の年齢別・役職別・都道府県別年収推移|平均年収.jp
まとめ
スクールカウンセラーになるための資格や、仕事内容などについてまとめました。スクールカウンセラーという職業は比較的新しい職業であるということと、自治体ごとに状況がさまざまなので、地域によって必要な資格や待遇が異なります。気になる方は毎年募集情報をチェックすることをおすすめします。
参考