スクールカウンセラーになるには?必要な資格や年収は? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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スクールカウンセラーとは、児童生徒の心の問題に対して、その問題がいじめ、不登校につながらないよう未然に防ぐことを目的とした職業です。

学校生活は必ずしも楽しいことばかりではありません。子供たちが学校生活の中でどのようなことに悩んでいるか、どのように解決に導いてあげればよいのかしっかり向き合い、心のケアをする役割を担っています。悩みがあっても先生に相談しにくいという生徒を、ときには友達のように話を聞き心の問題の解決に導いてあげる心の専門家になります。

当記事ではスクールカウンセラーについて、仕事内容や必要な資格、向いている人の特徴、年収についてご紹介します。

スクールカウンセラーになるには?

スクールカウンセラーになるには、教育委員会や市区町村などからの求人に応募する必要があります。毎年10月から12月ごろに募集していることが多いので、自分で要項を確認してそれに沿って応募することになります。

自治体の公式ホームページなどに募集要項の詳細が公開されていますので、そちらを確認しましょう。もし不明点があったり、古い情報のままでしたら直接確認するといいでしょう。任用期間は基本的に1年間で、4月から3月までになります。1年任期のため、毎年同じくらいの求人数になることが多いです。

スクールカウンセラーの仕事内容

スクールカウンセラーの仕事内容は大きく分けて7つあります。子供のカウンセリング以外にも保護者や教職員に向けたさまざまな対応を行っていきます。

カウンセリング

仕事内容1つ目はカウンセリングです。スクールカウンセラーで最も重要視されている業務です。子供たちのそれぞれの考え方をしっかり受け止め、ひとりひとりの心の問題に向き合います。いじめの深刻化や不登校、自殺を防ぐために親身に心のケアに努めます。

コンサルテーション

仕事内容2つ目はコンサルテーションです。これは主に教職員に心理学の観点からそれぞれの問題への助言を行う業務です。子供の不登校や問題行動、虐待を受けている子や病気の子に対しての対応の仕方をアドバイスします。また、それに対しての理解を求めていきます。

カンファレンス

仕事内容3つ目はカンファレンスです。さまざまな立場からの現状報告を吸い上げ、それを現場の教職員などにアウトプットし全体で情報を共有する役割を担います。会議などで専門的な意見の発信や、資料の準備なども行います。

研修・講話

仕事内容4つ目は研修・講話です。教職員のみならず、保護者や地域に向けた研修や講話を行います。講演形式のものもあれば、参加型のものや体験型の形式を行うこともできます。準備は自分で行わなければならないので、自分の力量に合ったものを考える必要があります。

査定、診断、調査

仕事内容5つ目は査定・診断・調査です。質問やアンケート用紙を作成したり、専門の検査方法を使って学校内で調査を行います。その結果を学校に報告し生徒の心理状態を把握します。

予防的対応

仕事内容6つ目は予防的対応です。いじめや問題行動が起こることを未然に防ぐために、予防的対応を行います。ストレスチェックやストレスマネジメントが有効とされているので、必要に応じて実施していきます。

危機対応

仕事内容7つ目は危機対応です。学校で災害や事件、事故が起きた際に緊急危機対応をとる必要があります。それぞれに対応方法の手引きがありますので、それに準じて適切に対応を行います。