言語聴覚士の仕事に向いているの特徴
幅広い現場と患者さんに求められる、言語聴覚士という仕事。言語聴覚士に向いている人とはどのような特徴を持つ人なのでしょうか。
会話をするのが好き
人と話すことが好き、人が話すことを聞くのが得意といった人が言語聴覚士に向いています。子供を相手する現場であれば、子供に目線を合わせることができる人の方が重宝されます。
観察力がある
リハビリを行う現場では、患者さんのちょっとした変化を察知する観察力が求められています
。患者さんやそのご家族が望むことを、こちらから察知することも大切です。
適応力がある
言語聴覚士が働く現場はさまざま。また、患者さんも子供から高齢者まで、幅広く存在します。適応力が高い人ほど、乗り越えられることも多いはずです。
言語聴覚士の試験要項と合格率
言語聴覚士試験は、毎年2月のみ行われています。2019年の合格率は、受験者数2,367人に対して合格者数は1,630人。合格率は68.9%となっています。過去2年の合格率は、2018年は79.3%、2017年は75.9%でした。2019年は70%割れとなっていますが、大学新卒の合格率は84.4%と高めの数字が出ています。
参考
言語聴覚士の年収・平均給与について
実際に言語聴覚士として活躍している人は、どのくらいの年収を得ているのでしょうか。気になる給料面についてまとめてみました。
年収・平均給与
言語聴覚士の年収は、人事院調べによると初年度は年収300万円程度。経験3年目以降になると年収400万円前後を受け取る人もいますが、就職先によっても幅があります。50歳以降になると年収500万円を超える人も中にはいますが、同じ環境で働く分には大幅な昇給は望めないようです。
参考
キャリアアップ
言語聴覚士がキャリアアップを図るのであれば、リハビリに関する理学療法士や作業療法士などの資格を複数取得している方が有利です。また、大企業と連携する大きな病院施設へ就職することで、給料アップが期待できます。
言語聴覚士の将来性
これからの高齢化社会に向けて、言語聴覚士はまだまだ活躍の場を広げるでしょう。近年、言語聴覚士は急増していますが、日本全体から見ると有資格者数は少ないのが現状です。これからも求められる機会は増えるはずなので、安定性ある職業と言えます。
キャリアアップを図ることで、さまざまな患者さんに対応できるようになります。そういった面でも、学び続けることが求められる仕事とも言えます。
まとめ
生まれながら障がいを抱える人、不慮の事故で後遺症に悩む人たちはたくさんいます。そうした方を支える言語聴覚士は患者さんにとって重要な存在です。言語聴覚士はとても根気のいる仕事ですが、人のために役立ちたいと志す人は目指してみてはいかがでしょうか。
参考
言語聴覚士の給料・年収 | 言語聴覚士など550種類の職業や仕事を紹介 Career Garden
言語聴覚士(ST)の年収・給料について|マイナビコメディカル
言語聴覚士になるには | 大学・専門学校の【スタディサプリ 進路】
さまざまな場で活躍! 言語聴覚士の1日に密着 | セラピストプラス |医療介護・リハビリ・療法士のお役立ち情報【マイナビコメディカル】