養護教諭の仕事内容
誰もがお世話になったことがある保健室の先生とは、子供の手当をする他にはどんな仕事をしていたのでしょうか。気になる養護教諭の仕事内容についてご紹介します。
健康診断
在籍する生徒の健康診断をチェックするのが、養護教諭の仕事のひとつです。生徒たちの健康を守るために、日々生徒を観察していきます。
保健指導
風邪やインフルエンザなどの流行時期には生徒に対し、うがい手洗いなどを促すなど、保健指導も養護教諭の仕事です。保健体育の時間に、教壇に立つこともあります。
応急処置
ケガをしたり体調不良を起こした生徒の応急処置を行い、医療機関への受診を促す判断をするのも重要な仕事です。
カウンセリング
生徒に体調不良について相談を受けた場合は、カウンセリング指導も行います。近年ではいじめ問題の増加が背景にあります。これからは、生徒の心の悩みに寄り添うことが、養護教諭に求められていきます。
1日の流れ
養護教諭の1日の流れは、他の教員とさほど違いはありません。朝7時すぎに登校をし、職員会議に出席。その後は、校舎の見守りや校内の見回りなどを行います。昼食時には給食指導を行うこともありますが、昼休みになると保健室を訪れる生徒がいるので対応します。その後は生徒と一緒に、清掃活動や委員会活動も行ったりと業務をこなし、夕方17時半には下校します。
養護教諭のやりがい・魅力
優しいイメージを持つ養護教諭ですが、「保健室の先生」として働く上でのやりがいとは何でしょうか。この点について参考にしましょう。
生徒から頼られる
ケガの手当てをしたときには、「先生ありがとう」と言われます。こんな瞬間が毎日体験できるので、頼られている実感は大きいでしょう。生徒の年齢に問わず、弱ったときにこそ足が向かう保健室には、癒やされた経験があることでしょう。
子供と関われる
子供が好きな人にとってはメリットを感じやすく、特に、小学校では「先生!」と慕われるものです。そんなときに養護教諭になったことを、うれしく感じるのではないでしょうか。
養護教諭の仕事に向いている人の特徴
勉強を教える先生とは違う、養護教諭に向いている人について考えてみましょう。次のような特徴を持つ人が養護教諭に向いています。
子供が好き
まず第一に、子供が好きな人でないと、毎日たくさんの生徒を相手にするのは難しいものです。子供が好きで世話をすることが苦にならない、そんな人物が適しているでしょう。
思いやりがある
生徒のちょっとした不調を見つけるには、思いやりの気持ちが重要になります。養護教諭としての責任感も求められます。
適切な応急処置ができる
ケガや病気に適した応急処置が行えること、これが養護教諭としてもっとも責任の重い仕事です。遊んで骨折をした、部活で大ケガをするなど、予想外なことが起こるのが学校という現場。いかに適切な処置ができるかがポイントです。