歯科衛生士になるには?平均年収と仕事内容も徹底解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

歯科衛生士の年収と平均給与

高校卒業後に各種専門の学校へ通い、国家資格の取得が必要な歯科衛生士の仕事ですが、給料はどのくらいなのでしょうか。また、平均年収はどのくらいなのでしょうか。

ここからは歯科衛生士の給料や年収について解説します。

平均年収は343万円

政府が発表した「賃金構造基本統計調査」によると、2017年度の歯科衛生士の平均年収は約343万円でした。それ以外にも、以下の平均値が発表されています。

・年齢:35.1歳
・勤続年数:6年
・労働時間:166時間/月
・超過労働時間:7時間/月
・月額給料:251,100円
・年間賞与:412,700円
・平均年収:3,425,900円

参考

賃金構造基本統計調査職種DB第1表用|e-stat政府統計の総合窓口

年齢や事業規模、どのような職場で働くかによっても年収は変わってきますが、おおむね安定した雇用環境で働くことができる職業であると考えていいでしょう。

事業所の大きさ、年齢や勤続年数と年収は比例する?

歯科衛生士の年収と、勤続年数や年齢との関係はあるのでしょうか。厚生労働省が発表した2017年度の賃金構造基本統計調査を見てみると、1,000人以上の事業所に勤める歯科衛生士の年収は398万7,400円でした。

100人~999人の事業所では340万2,400円、10人~99人の事業所では335万0,000円だったことから、1,000人以上の規模の事業所は、それ以外の事業所に勤める歯科衛生士よりも50万円程度年収が高い傾向にあることが分かりました。

参考

賃金構造基本統計調査職種DB第1表用|e-stat政府統計の総合窓口

また、歯科衛生士の年収については、300万~400万円台がボリュームゾーンです。通常は勤続年数が増えるごとに給料のベースも少しずつアップしてきますが、それをあまり望めない事業所も多く、年齢と年収は、はっきりと比例するとはいえない結果となっています。

参考

賃金構造基本統計調査職種別第2表 |e-stat政府統計の総合窓口

昇給・昇進・キャリアアップの方法

それでは、歯科衛生士がキャリアアップしたり、昇給、昇進を目指したい場合には、どのような手段があるのでしょうか。

歯科衛生士がキャリアアップを目指すには、主に2つの手段があります。まず、日本歯科審美学界が認定する認定衛生士を取得するほか、インプラント専門歯科衛生士や、ホワイトニングコーディネーターなどの「認定資格」を取得して経歴を向上させるという手段です。

経歴を向上させることによって、事業所によっては昇給が望める場合があります。そのような規定がない事業所であっても、一度は雇用主にかけ合ってみるのがいいでしょう。

また、思い切って高待遇や高給の職場へ転職する、という手段もあります。今の職場より昇給制度や福利厚生が整っている職場があるなら、転職という手段も視野に入れてもいいかもしれません。

これまでの経験を活かして、より専門的な治療を行っている事業所へ移籍したり、あなたの経歴や経験を必要としている職場がないか探してみましょう。

まとめ

この記事では、歯科衛生士という仕事にスポットを当てて解説しました。これから歯科衛生士になりたい方や、職業としての歯科衛生士が気になっている方もいるでしょう。記事を参考に、歯科衛生士を目指してみてはいかがでしょうか。

参考

歯科衛生士法|厚生労働省

賃金構造基本統計調査|厚生労働省

賃金構造基本統計調査職種DB第1表用|e-stat政府統計の総合窓口

日本歯科衛生士会 | 国家試験合格者・免許取得者数

賃金構造基本統計調査職種別第2表

Average Dental Hygienist Hourly Pay|PayScale

歯科衛生士の給料・年収|キャリアガーデン

日本だけ!?歯科衛生士に若い女性が多い、驚きの理由とは?|NEVERまとめ

歯科衛生士の平均年収|平均年収.com

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