歯科衛生士になるには?平均年収と仕事内容も徹底解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

歯科衛生士の仕事内容

ここでは、冒頭でも触れた歯科衛生士法に基づき、その仕事内容を詳しくご紹介していきます。

具体的な歯科衛生士の仕事内容をチェックして、歯科衛生士として仕事をしたときの、より具体的なイメージをつかみましょう。自分がやりたいことや、性格に合っていそうかどうかなどの適性も考えながら読み進めてみてください。

歯科予防措置

歯科衛生士法では予防措置として「歯牙露出面及び正常な歯茎の遊離縁下の付着物及び沈着物を機械的操作によって除去」すること、簡単に言うと「歯石や歯の沈着物などを、機械を使用して除去すること」が、歯科衛生士の仕事だとしています。

また「歯牙及び口腔に対して薬物を塗布」すること、これはつまり「歯や口の中に薬物を塗ること」も歯科衛生士ができる仕事として挙げています。

歯石を取ることは、歯の健康を守り虫歯を防ぐために大切な予防的な処置です。また、フッ素を歯に塗布したり、詰め物をするという処置もよく行われています。これらは口腔内への医療的処置として、国家資格を受けた歯科衛生士が医師の指導の下に実施できる項目です。

歯科診療補助

歯科で診療するときには、椅子に座ってから処置を受け、診療を終えてうがいをし、席を立って会計をするまでにさまざまなことが行われています。

普段の診療の準備から、医師の横に立って器械出しをしたり、必要な物品の準備をしたり、処置の際に唾液を吸引したりなどの診療補助は、歯科衛生士の大切な役割の一つです。

歯科保健指導

歯石取りや虫歯の治療をした後に、正しいブラッシングの方法や、歯ブラシの選び方、口腔内の環境の整え方など、患者を指導するのも歯科衛生士の重要な仕事です。

歯科衛生士は、患者さんとのコミュニケーションを取る機会が多い職業です。人と接することが好きな人は、より活躍できるでしょう。

患者さんが相談しやすい雰囲気を作ることで、より良い信頼関係を築いたり、勉強したことを保健指導として活かせる場があります。

アメリカの歯科衛生士は仕事の幅が広く、給料も高い!

日本ではそのほとんどを女性が占める歯科衛生士ですが、アメリカ合衆国では、より時間をかけて専門的な知識を習得し、可能な医療処置の範囲は日本よりも広く、男性の歯科衛生士も珍しくないそうです。

また、給料面でも時給は1時間当たり33ドルとも言われており、権限が大きいこともあり日本よりも給料が断然いいようです。

参考

Average Dental Hygienist Hourly Pay