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日本のアニメーションや漫画といったサブカルチャーは海外でも人気が高く、それを目当てに観光客が訪れるほどです。特に日本では、アニメーションの声優に特定のファンが付くほどで、人気の職業として認知されています。これは世界でも珍しい文化です。
声優を志望する人は年々増加しており、今では30万人とも言われています。またスマートフォンの普及により、ゲームなどの面で確実に需要は増えています。この記事では、声優になる方法と給与事情について解説していきます。
もくじ
声優になるには
声優とは、アニメーションのキャラクターや外国映画の吹き替えなどを行う仕事です。近年の声優人気の高まりによって、志望者は増加傾向にあります。しかし、本業ではない俳優やタレント、アイドルの起用などで、本職の声優が仕事を奪われることもある厳しい業界ともいえます。また、その時々の流行によって歌や舞台などの技術が求められることもあります。
声優になるには専門学校や養成所に入る方法が一般的ですが、オーディションを受けて合格することで素人でも門戸を拓くことができます。
声優の仕事の種類
声優の仕事はアニメーションや洋画の吹き替えが主ですが、最近はゲーム内のキャラクターの声の仕事も増えてきました。バラエティ番組やCMのナレーション、ラジオ、朗読など仕事の内容は多岐に渡ります。また新しい声優の形として、ネット声優という働き方もあります。
アニメーション
声優の仕事の王道といえばアニメーションです。「ドラゴンボールZ」で孫悟空役を演じた野沢雅子さんや、「新世紀エヴァンゲリオン」で渚カヲル役を演じた石田彰さんなどが有名です。
アニメーションのキャラクターは個性的であることが多いので、役どころに合わせた表現が求められます。またひとつの作品に別のキャラクターとして出演することもあるので、演じ分けるスキルも要求されるでしょう。
近年では舞台と歌唱、アニメ映像をミックスさせたコンテンツもあり、演技力や歌唱力も身につけるのが当たり前と言われています。
海外映画の吹き替え
代表的な声優の仕事のひとつが海外映画の吹き替えです。これまではアメリカ映画が主流でしたが、最近ではアジアの映画吹き替えも増えています。
アニメーションとは異なり、生の人間の息づかいや会話のテンポに合わせて演じなければならないため、かなり高度なスキルが要求されます。声優の花形ともいえる仕事でしょう。
海外映画の吹き替えをする声優の中には「フィックス声優」といい、特定の俳優の吹き替えをほぼ専任している人もいます。たとえばジョニー・デップは平田広明さん、エディ・マーフィは山寺宏一さんが有名です。
ナレーション
ドキュメンタリー番組やバラエティ番組、ラジオ、施設のアナウンスなど、ナレーションの仕事には多くの種類があります。ナレーション声優には、アナウンサーのように情報をハッキリと分かりやすく伝える能力が求められます。
仕事の特徴は、アニメーションや映画とは異なり、生収録もあるということです。やり直しができないため、ディレクターや民放作家との綿密な打ち合わせが重要になります。報道番組のナレーションを多く務める中井和哉さんや、格闘技イベントのナレーター・立木文彦さんが有名です。
ゲーム
ゲームキャラクターの声の仕事は、近年需要が高まっています。スマートフォンの普及によりソーシャルゲームをする人が増えてきたからです。ゲームの声優をする人はアニメ-ションの声優であることが多いですが、アニメーションと異なり、キャラクターによってセリフのパターンが多い傾向があります。収録現場も声優同士で掛け合いをするより黙々と収録をしていくことがほとんどであるため、非常にハードな仕事です。
また後述しますが、一般的な声優の報酬体系と異なり、1文ごと、あるいは1文字単位で報酬が定められています。声優の仕事の中では報酬単価が高いのが特長です。