看護師の将来性
今の日本は少子高齢化社会で、看護師のニーズがますます高くなってきています。特に高齢者を対象とした施設が増えていることもあり、常勤の看護師のほかにも訪問看護サービスの人材も必要とされています。
ほかにも人口の少ない地方や離島においては、医師が常駐していないケースもあり、その分、看護師のニーズが高まっています。
ただし、医師と違い、看護師は診療の補助しかできず、できる業務にも限りがあります。そんなときに重宝されるのが、一般的な看護業務のほかにも特定の看護分野に精通した知識とスキルを持つ「認定看護師」です。医療行為はできないものの、認知症などの適切なアドバイスができ、患者さんもその家族にも頼りにされます。今後、看護師としてステップアップを図りたいなら、認定看護師の取得も視野に入れておくといいでしょう。
そして、看護師の働きやすさの改善の観点から、AI(人工知能)を導入する話も進んでいます。看護師の仕事をAIが担うと確かに利便性がアップしますが、2019年8月時点でAI看護は、試験中の段階です。実際にAIによって看護師の仕事がどのように変化するか明らかになっていません。引き続きAI×看護師の仕事がどのような展開になるか注目していきましょう。
参考
認定看護師|日本看護協会
まとめ
看護師の仕事は、患者さんのお世話全般、バイタルサインチェックや注射・点滴・採血などの業務のほか、カルテの整理などの業務がメインとなります。
近年、看護師の仕事は、病院での勤務にとどまらず仕事内容にも幅が広がっている傾向にあります。看護師の年収や給与もほかの業種と比べても高めとなっており、高い評価を得れば年収500万円を超えることも可能です。
また、看護師の仕事は、患者さんから感謝される喜びや、やりがいを感じることもできます。しかも高齢化社会という時代背景もあってか、看護師のニーズが高くなり、ライフステージに変化があっても看護師として仕事を続けられるのが魅力の一つと言ってもいいでしょう。
収入面に安定があり、活躍する場が多い看護師の仕事に興味がある方は、看護師にまつわる情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考
小学生の「将来なりたい職業」集計結果|日本FP協会
命の最前線フライトナース|川崎医科大学附属病院 看護部
看護師になるには|看護職を目指す方へ|愛媛県看護協会
「看護職」ってどんな仕事?|公益社団法人 福岡県看護協会
看護の魅力|大阪府看護協会
2025年に向けた看護の挑戦 看護の将来ビジョン|日本看護協会
専門看護師 資格認定制度|日本看護協会
看護師の負担軽減へ、ロボやAIが手助け 実証実験進む|朝日新聞デジタル
AIで患者と向き合うゆとり 横須賀共済病院が実用化研究 音声でカルテ自動入力|産経ニュース