看護師になるにはどうすればいい?仕事内容ややりがい、年収も紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

看護師の仕事に向いている人の特徴

どの仕事でも向き不向きがありますが、看護師の仕事にも向いている人と、そうでない人が存在します。では、看護師の仕事に向いている人の特徴5つをピックアップしていきましょう。

ホスピタリティ精神がある人

思いやりがあり、周りのお世話をするのが好きな人は、看護師に向いていると言えるでしょう。しかも親しい人だけでなく、これまで接点がないという人でも対等に対応できるような看護師は、患者さんからも信頼を得られます。

体力と精神力に自信がある人

看護師の仕事には、風邪などの感染症のウイルスにもさらされやすく、立ち仕事も多いので、健康でなければ続けづらいものです。日常的に自分の健康に気を遣うよう意識しましょう。

また、看護師の仕事は担当科によっては、人の生死や大怪我などに遭遇します。そんなときでも冷静に仕事をこなせる精神力が必要です。

コミュニケーション能力と協調性に長けている人

看護師の仕事は、医師と患者さんの懸け橋となるポジションです。人とコミュニケーションをすることが苦にならない人が、看護師として向いているのは言うまでもありません。

また、何かあったら医師や看護師(病院によっては介護士やカウンセラーも含む)に、「報告・連絡・相談」をするよう心がけましょう。そして、スキルや知識があっても周りのことを顧みず、マイペースに事を進めたい人は、看護師には不向きかもしれません。つまり、協調性もある人が向いているのです。

聞き上手な人

看護師は、医師からの指示事項や患者さんの話や悩みなどで、話を聞く立場に回ることもあります。話の内容に優先順位を決め、柔軟に対応する必要があります。

一方的に話してしまうタイプの人に中でも、看護師として働きたいなら、人の話に「耳を傾ける」ことを普段から意識するよう、おすすめします。

向上心がある人

医療の現場は、進歩しており、新しい技術も開発し続けています。看護師の資格を取っても、勉強し続けなくてはなりません。医療の第一線で働き続けたいのであれば、向上心を持ち続ける必要があります。

国内外の医療事情を常に最新の情報をチェックしておくと、今後の仕事もスムーズにこなせるでしょう。

看護師の年収・平均給与について

看護師を志しているのであれば、年収や平均給与がどのくらいなのか気になるところです。この章では、看護師の年収や平均給与についてピックアップします。

年代別の年収・平均給与

厚生労働省が公表した「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、看護師全体の平均年収は約480万円(平均年齢39.3歳、賞与など含む)でした。

全職種の女性の年収は382.6万円ですから、看護師の年収は比較的高いことが分かります。

参考
看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】|看護roo!

年齢別の年収や平均給与は、次の通りです。なお、以下の数値は、女性看護師を対象としたもの。いずれもボーナスは除き、月収は年収から換算したものです。

20代

学校を卒業し、看護師の資格を取得して日が浅い、20代の看護師。20代前半の年収は389.8万円、月収は28.6万円です。20代後半になると約70万円アップし、年収463.7万円、月収32万円となります。

参考
看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】|看護roo!

30代

30代看護師は、仕事のほかにも後輩の指導も担当する世代です。30代前半の平均年収は、472.1万円、平均月収32.6万円。30代後半になると、平均年収484.4万円、平均月収は34万円となっています。

参考
看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】|看護roo!

40代

働き盛りの40代看護師は、看護師のキャリアや年齢構成によっては、看護師長も任される場合もあるでしょう。30代に引き続き年収や月収も右肩上がりです。

40代前半であれば、平均年収は497.4万円、平均月収は34万円。40代後半の平均年収は515.1万円、平均月収は35万円です。ブランクなく看護師を継続していれば、年収も500万円を突破する見込みがあるのが分かります。

参考
看護師の平均年収480万円!給料データを大調査【2019年版】|看護roo!

昇給・昇進するための方法

看護師としてキャリアを継続し、昇給や昇進を目指したいという人もいることでしょう。

実際にどのようなことをすれば良いか、年収を上げる方法の事例について紹介をしていきます。

まず、地域看護・災害看護・老人介護などの特定の11分野における認定看護師の資格を取得していると、収入アップや昇給も実現できるかもしれません。加えて、看護師の基本的な知識やスキルだけでなく、専門分野の知識や技術も活かせるので、これまでよりも活躍の場が広がり、やりがいも感じられるでしょう。

ほかにも年収が高めで、かつ手当の多い医療機関へ転職する手もあります。ただし、子供がいる看護師にとっては、このような職場への転職となると拘束時間が長いなどのデメリットも生じるかもしれません。

看護師として昇給や昇進をしたいなら、自身の今置かれている立場も踏まえて、最適な昇給や昇進について考えることをおすすめします。