海の警察!海上保安官になる方法と気になる給料は? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

海上保安官の1日の業務の流れ

海上保安官の業務は、大きく海上業務と陸上業務に分かれますが、今回は海上業務の1つである「航海士補」の1日の流れをご紹介します。

あくまでも一例ですが、大まかな海上業務の1日の流れは以下のとおりです。

<ある日の航海士補のワッチ(巡視船で3時間、4直のワッチがとられている例)>
9:00〜12:00 業務
12:00〜13:00 昼食
13:00〜17:00 業務訓練(消火、射撃など)
18:00〜19:00 夕食
19:00〜21:00 入浴、自由時間
21:00〜24:00 業務
24:00 就寝

(引用元:海上保安官の1日 | キャリアガーデン

海上保安官は一度パトロールで海上に出た場合、10日程度陸に戻れないと考えましょう。基本的に24時間体制の業務ですが、1人ではなく交代制で行います。実際の業務時間は6時間程度です。

ほかにも食事の用意をする「主計士補」といった役職がありますが、この場合は航海士よりも早起きして食事の支度などを行わなくてはいけないため、業務に当たる時間が航海士とは異なります。

陸上業務に当たる場合は、一般的な公務員と同じように平日の朝から夕方のみの仕事か、警察官と同じように24時間交代制で勤務することになります。

海上保安官はこんな人に向いている

海上保安官に向いている人の特徴は主に3つです。それぞれの特徴について詳しく説明します。

協調性が高い人

「海上保安官の1日の業務の流れ」のなかでも説明したとおり、一度海上業務に入ると数日間は船の上で寝泊まりしなくてはいけません。

業務時間内外で同僚や上司との助け合いは必要不可欠です。自分さえ良ければいいといった気持ちでは命取りになりかねません。当然ですが他人との協調性が高い人が向いています。

体力に自信がある人

海の上であらゆる救助活動や犯罪取り締まりを行うことになります。採用試験でも体力テストがあることから日頃のトレーニングは欠かせません。また、体力だけでなく、過酷な環境に耐えられる精神力も必要です。

正義感がある人

海上保安官は海の警察官です。悪者は許さない、弱い人を助けたいという正義感を持つことが一番重要です。何よりその正義感から日頃のトレーニングや訓練を頑張り、常に向上心を持つことが成長へのカギとなります。