徹底解説!地方公務員の年収から仕事内容まで教えます - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

地方公務員の仕事内容

一言に地方公務員といっても、たくさんの職種があります。「地方公務員になってみたはいいが、思い描いていた仕事とは違っていた」ということにならないように、その職種における仕事内容をしっかりと確認しましょう。

多岐に渡る業務に対応する事務系職種

事務系の地方公務員は都道府県庁や市役所、そのほか出先機関で勤務する仕事です。仕事内容は住民サービスの窓口業務から観光客の誘致など所属する部門によって変わります。さらに、この事務系地方公務員は「上級」、「中級」、「初級」といって、大きく3つに区分されます。

具体的な違いは「初級」は主にある程度決まった業務を着実にこなしていく仕事が中心となります。一方で「上級」は新規業務の企画など非定型な業務に携わることも可能です。また、「上級」は「初級」、「中級」よりも将来の幹部候補生として、重要なポジションに就く可能性も高くなります。

もし、「上級」として、より大きな仕事に携わりたいと考えるのであれば、まずは大学進学を目指しましょう。なぜなら、これらを受験するためには、「上級」であれば大学、「中級」であれば専門学校や短期大学、「初級」であれば高等学校といった学歴が必要であるからです。

専門知識を生かせる技術系職種

主に「土木」「建築」「電気」「機械」「化学」「農業」といった専門分野に携わる職種です。専門的な知識や経験をいかして仕事ができるため、例えば、大学で学んだ知識を活かしたいと考えている人におすすめの仕事といえるでしょう。

例えば、土木であれ道路や河川、公園、都市計画など地域のまちづくりに関する仕事に関わるなど専門性をいかした仕事に就くことができます。

清掃から運転手までいろいろある技能労務職

一言に技能労働職といっても職種はさまざま。例えば、ゴミ収集の清掃業務員、学校の用務員、給食の調理員、下水処理場作業員、バスの運転手といったような職種は技能労働職に当たります。

ただし、これらの業務は自治体によってはすでに民間企業に業務を委託している自治体もあります。そのため、技能労働職を目指すのであれば、まずは、募集を行っている自治体を探す必要があるでしょう。

また、今後、これらの業務が民営化される可能性もゼロではありません。そのため、単純に公務員という安定性に魅力を感じて目指すのであれば、技能労務職はリスクがあるといえるのではないでしょうか。

安心、安全な生活を守る公安系職種

警察官や消防士といった地域の安心や安全を守るお仕事です。警察官であれば事件現場に赴き、犯人と争うような場面もあるでしょう。また、消防士も火事や災害現場といった自身も一歩間違えれば、生命の危険がある現場に赴く必要があります。

次世代の子供を育成する教育系職種

公立の学校の先生や保育園の先生も地方公務員に当たります。次世代の子供を育成するというのは非常に重責ですが、やりがいのあるお仕事でしょう。

これらの仕事に就くためには、必要な資格を取得する必要があります。

身体のスペシャリスト!医療系職種

医療関連の地方公務員としては、国公立の病院に勤める医師や看護師、保健所に勤務する保健師などがあります。これらの仕事は教育関連の仕事と同様にその職種に就くための資格を取得する必要があります。