食生活アドバイザー検定を取得するメリット
食生活アドバイザーの試験の合格率は先ほど説明したように、3級は60%、2級で45%となっており、受験すれば誰でも受かるというような試験ではありません。それでは、この食生活アドバイザーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
家族の健康を守る
食生活アドバイザーは、例えば、旬や栄養を意識した食事を提供し、食に関する知識で健康的なダイエットに取り組み、食の安全を意識した衛生管理をするための知識を身につけることができます。これらの知識は自分や家族の食生活を見直すことに役立つでしょう。
現在、人生100年といわれる時代の中で、長い人生をより健康的に生きることに注目が集まっています。独身であれば自身の健康を、家族がいるのであれば家族の健康をもサポートする知識が獲得できることは大きなメリットといえるでしょう。
ビジネスにつなげる
食生活に対する関心は社会においても高まっています。このような中、食に関するビジネスも多く立ち上がっています。資格を持てば、食品メーカーや飲食店、小売業や学校、病院や介護の現場などにおいて、その知識を発揮できるのではないでしょうか。
食生活アドバイザー検定の試験内容
食生活アドバイザーの試験には、具体的にどのような内容があるのでしょうか。
試験内容
試験科目は全部で6科目あり、食に関する、広く多面的な知識が問われます。この試験科目は2級、3級ともに同じです。しかし、3級は消費者の視点に立った知識が問われるのに対して、2級はビジネスの視点での知識が問われることになり、3級よりも深い知識が必要となります。
2、3級ともに受験科目は次の通りです。
- 栄養と健康(栄養・病気予防・ダイエット・運動・休養など)
- 食文化と食習慣(行事食・旬・マナー・配膳・調理・献立など)
- 食品学(生鮮食品・加工食品・食品表示・食品添加物など)
- 衛生管理(食中毒・食品衛生・予防・食品化学・安全性など)
- 食マーケット(流通・外食・中食・メニューメイキング・食品販売など)
- 社会生活(消費経済・生活環境・消費者問題・IT社会・関連法規など)
(引用元:受験案内 | 一般社団法人FLA協会)
出題方式
出題方式は3級はマークシート形式になっています。2級からはマークシート形式の問題にプラスして記述式の問題が出題されます。
食生活アドバイザーの受験情報
ここからは食生活アドバイザーの受験を考えている人に向けて、試験日程など受験情報をご紹介します。
受験資格
必要な受験資格はありません。誰でも受験することができます。また、必ず3級から受験する必要もありません。2級から受験することも可能です。
試験日程
2019年9月時点の、次回の試験日は2019年11月24日(日)です。9月27日(金)17:00までに願書の請求を行い、10月11日(金)までに受験料を払い込む必要があります。
最新の試験日程は公式ホームページに記載されているため、定期的に試験日程を確認することをおすすめします。
参考
受験申し込みの方法
それでは、どうやって受験を申し込むのでしょうか。ここでは受験の申し込みから試験を受けるまでの流れを見ていきましょう。
願書を請求する
まずは願書を請求します。ホームページから登録フォームに飛び、申し込みましょう。また、登録内容に変更があった場合は登録情報の変更フォームから変更することも可能です。
参考
願書を受け取る
申し込むと、食生活アドバイザーの検定事務局から願書が送付されてきます。
受験料を支払う
願書に同封される専用の振り込み用紙に必要事項を記入して振り込みましょう。
受験票を受け取る
試験日の10日から1週間前に受験票が送付されます。受験票には受験会場の地図も送付されます。どこで受験をするのか確認しましょう。もし、試験日が近づいてきても受験票の送付がない場合は事務局に問い合わせましょう。
試験時間
試験時間は食生活アドバイザー3級、2級ともに90分です。試験の開始時間が3級は午前10時30分から、2級は午後1時30分からと異なっているため、3級と2級を同時に受験することも可能です。
受験料
受験料は3級が4,800円で、2級が7,500円です。2級と3級を併願する場合は12,300円です。併願をしたとしても、特に割引などはありません。