1日の流れ
バイヤーの勤務時間は勤務している店舗の営業時間に合わせていることが多いです。
ここでは大まかな1日の流れをご紹介します。
出社~午前中
- メールチェック:取引先の担当者からの連絡や新商品のPRなどのメールをチェック
- 会議・打ち合わせ:広報担当・売り場担当と情報の共有を行い販売戦略を練る
午後
- 外回り(商談):生産者やメーカーと直接商品に関する交渉を行う
- 視察:他の店舗の売れ筋や価格をチェック
- 売上チェック:担当する売り場の売り上げや商品の動向を確認
働く場所
バイヤーが必要不可欠な業界は
- アパレル
- 小売店
- 百貨店
- 量販店
などがあります。働く場所としては各店舗に配属されることが多いですが、本社でバイヤーとして勤務する場合もあります。
年収や給料
バイヤーは基本的に経験が求められる職業なので、経験のある人はある程度安定した年収が見込めます。
勤務する業界によって金額は異なりますが、アパレル業界は一般的に年収は低めだといわれています。
大手百貨店や量販店の場合は、その店舗を経営する企業の就職することになるので、福利厚生面が充実している傾向があります。
年齢ごとの平均年収
最高額 | 最低額 | 平均年収 | |
20代前半 | 4,500,000円 | 2,000,000円 | 3,180,000円 |
20代後半 | 5,500,000円 | 2,000,000円 | 3,750,000円 |
30代 | 22,000,000円 | 1,500,000円 | 5,200,000円 |
40代以上 | 8,500,000円 | 3,300,000円 | 5,750,000円 |
(参照元:マーチャンダイザー・バイヤーの年収まとめ (給料/平均年収/企業名などを集計)|転職会議)
やりがいや難しさ
バイヤーならではのやりがいは、消費者と生産者の橋渡しができること、難しさは売り上げを常に意識しなくてはいけないことです。
通常私達のような消費者は店頭で販売されているものしか目にすることができません。しかしバイヤーは生産者やメーカーと直接交渉をすることができるため、自分の力量によっては大ヒット商品を販売するきっかけをつくることができるのです。これはバイヤーとしての醍醐味といえるでしょう。
難しさとしては、バイヤーは「売れる商品」を見極める力が必要です。会社の利益のためにもいかに売れる商品を安い価格で仕入れ、多くの利益を上げるかということが使命になっています。売れない商品を大量に仕入れてしまえば、会社にとっては大きな損害です。売り上げをあげるためバイヤーにかかるプレッシャーは非常に大きいものがあります。
資格やスキル
バイヤーになるために必ず必要な資格はありません。
ただし、多くのバイヤーは販売士という商工会議所の検定資格をもっています。販売に関する知識を得られる資格なので、持っていたほうが良いといえるでしょう。
また求められるスキルの1つに語学力があります。
海外の担当者と交渉ができるだけの語学力が求められるケースもあり、「TOEIC」や「英検」を取得していれば、活躍の場が確実に広がります。