消費生活アドバイザーの試験は?
消費生活アドバイザーの試験は、年1回、1次試験と2次試験が行われます。
消費生活アドバイザー試験に合格し、消費生活アドバイザーとして日本産業協会に登録することで活動することが可能になります。
消費生活アドバイザー試験に合格すると、国家資格の消費生活相談員資格も同時に取得することができます。1次試験受験の希望者は、日本産業協会認定資格であるお客様対応専門員(CAP)の資格も取得可能です。
受験申込方法
WEB申し込みと郵送で5~8月ころまでに受験の申込みをします。試験会場は全国8ヶ所から9ヶ所で実施されます。受験資格は特にありません。学生でも受験できます。
消費生活センターなどで事務などの経験のある人は、2次試験の面接が免除になる場合もあります。
1次試験
1次試験は、1時限から3時限まであり、それぞれ70分の試験時間が設けられています。マークシート方式で全55問の出題があります。
試験範囲 1. 消費者問題 2. 消費者のための行政・法律知識
3. 消費者のための経済知識
4. 生活基礎知識
*第1次試験問題の出題根拠となる法令等は2018年4月1日時点で施行されているものです。 |
(引用元:2018年度消費生活アドバイザー資格試験受験要項|日本産業協会,P3)
試験内容は、消費者のための行政法律の知識や広告表示について、消費者のための経済知識、生活基礎知識について出題されます。
2次試験
2次試験は論文試験と面接です。論文試験は1時限と2時限に分かれていて、それぞれ60分ずつ行われます。消費生活アドバイザーや消費生活相談員として活動していくために必要な理解力や課題の捉え方、表現力を試されます。
面接試験では、消費生活アドバイザーや消費生活相談員に求められる見識や態度、積極性とコミュニケーション能力を審査します。
試験対策
試験対策テキストは、日本産業協会が毎年発行しているものがあります。法令の改正やデータが毎回最新のものに改訂されることもあるので、受験者は最新のテキストを用意するのが良いでしょう。日本産業協会のホームページから購入することができます。
日本産業協会と連携して産業能率大学総合研究所「プロカレッジ」が実施している通信講座もあります。公式テキストを使用した学習サポートや2次試験の論文添削をしてもらうことができます。効率良く勉強をして資格取得をしたい人は、通信講座を利用するのも良いでしょう。実際に合格した人のアンケートでは、約半数が産業能率大学の通信講座を利用して試験に合格しています。