大学校とは?大学との違いや教育内容・全国の大学校について徹底解説

大学校と大学の違いとは?進路選択に「大学校」という選択肢

大学校って聞くけれど、大学と大学校は違うの? 大学校ではどんなことを学ぶの? 大卒の資格が取れるの? 卒業後はどんな仕事に就くの? そんな疑問を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? そこであなたの進路選択の一助になるよう、主な大学校を取り上げてその実態をまとめてみました。

大学校とは

大学校とは
そもそも、大学校とは、何なのでしょう? 大学とは違うものなのでしょうか? 大学のように近くになかったり、周りに大学校に行っている人もいなかったりで、大学校についてはあまりなじみがないかもしれません。大学校のさまざまなことをご紹介しますので、進路選択の参考にしてみてください。

大学校と大学の違い

大学は、文部科学省が管轄する学術研究および教育の最高機関で、学校教育法に基づいて設置されています。一方、大学校は、文部科学省が管轄しておらず、学校教育法にも基づいておらず、教育訓練施設などの名称として大学校と名乗ることができます。
高卒新卒者の進路としての大学校は、省庁などの行政機関が、幹部養成や専門の技術・知識の研修のために設置した施設でもあります。

大学校で受けられる教育とは?

大学校と名乗っていても、その法規上の位置づけや教育訓練内容等にさまざまな違いがあります。大きくは以下のように分けられます。

  • 大学または大学院に相当する教育を行うと認められ、その過程を修了すると学位の取得が認められる
  • 上記以外で高等教育に類する教育訓練を行う(学位の取得はない)
  • 省庁の文教研究施設や、研修を行うために独立行政法人が設置
  • 地方公共団体等が市民等に対して生涯学習を提供するための市民大学講座

学歴について

学歴について
進路を考えるときに、自分が志望する大学校を卒業したときに、どのような学歴になるのかはとても気になるところです。大学校によって学歴に差がある場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。

大卒扱いになるのか

大学校の中でも学位を取得でき、大卒資格を得られる大学校は限られています。また、大卒資格は得られなくても、卒業後に公務員に採用された場合、「人事院規則の運用について」における学歴で、短大2卒、または大学4卒と同等に扱われる大学校もあります。

学位の取得について

大学校の過程が大学の学士過程、大学院の修士課程、あるいは博士課程と同等の教育水準であることが独立行政法人大学改革支援・学位授与機構によって認定されると、大学校の卒業者、修了者には審査・試験を経て学位が授与されます。
現在、学位が取得できる大学校は以下の通りです。

  • 防衛大学校
  • 防衛医科大学校
  • 海上保安大学校
  • 気象大学校
  • 国立看護大学校
  • 水産大学校
  • 職業能力開発総合大学校

学位が取得できる大学校は事前に確認

大学と比較していうところの大学校のうち、国が設置している大学校、独立行政法人が設置している大学校のうちでも、学位が取得できる大学校と取得できない大学校があります。また取得できる学位も違いますから、志望する大学校については事前にきちんと調べましょう。学位を取得できる主な大学校とその種類は以下の通りです。

防衛大学校
  • 学士(理学、工学、人文科学、社会科学)
  • 修士(理学、工学、安全保障学)
  • 博士(理学、工学)
防衛医科大学校
  • 学士(医学)
  • 博士(医学)
海上保安大学校
  • 学士(海上保安)
国立看護大学校
  • 学士(看護学)
  • 修士(看護学)
水産大学校
  • 学士(水産学)
  • 修士(水産学)
職業能力開発総合大学校
(総合過程)
  • 学士(生産技術)