【直木賞】歴代の受賞作家・作品&子供に読ませたい厳選受賞作品5選 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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1年に2回選ばれる作家にとって憧れの直木三十五賞、通称「直木賞」。受賞作品は各種メディアでも大きく取り上げられるため、「話題の作品をぜひ子供に読ませたい!」と思う親も多いでしょう。この記事では歴代の直木賞の受賞作家と作品、そして子供に読ませたいおすすめの直木賞受賞作品をご紹介します。

直木賞はどんな作家がもらえる賞?

直木賞は作家がもらう賞であるということは知っていても、どのような作家が受賞する賞であるかは知らない、という人もいるでしょう。まずは直木賞がどんな作家を対象に授与されているのかご紹介していきます。

新人・中堅作家向け

直木賞や芥川賞、菊池寛賞などを贈る団体である公益財団法人日本文学振興会では、直木賞の授与対象作家について、公式ホームページで以下のように説明しています。

直木賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が対象です。

(引用元:よくあるご質問|公益財団法人 日本文学振興会

新人作家を対象に含めている芥川賞に対して、直木賞は新人・中堅の作家による作品を対象としています。また作品も短編または長編となっており、中編集の作品は対象としていません。

著名作家によって選ばれる

公益財団法人日本文学振興会の公式ホームページによると、直木賞は以下の選考委員により受賞作品が協議されています。

  • 宮城谷昌光氏
  • 北方謙三氏
  • 林真理子氏
  • 浅田次郎氏
  • 宮部みゆき氏
  • 伊集院静氏
  • 桐野夏生氏

(参照元:役員一覧|公益財団法人 日本文学振興会

上記の選考委員7名は、いずれもベストセラーを生み出している著名な作家です。ご紹介したように、直木賞は新人だけではなく中堅の作家も受賞の対象となります。選考委員側にもある程度の作家としてのキャリアや地位が求められていると言えるでしょう。

直木賞の歴代受賞作家と作品

具体的に、直木賞にはどんな受賞作品があったのでしょうか? 今回は歴代の受賞作家と作品を一覧でご紹介していきます。

【2014年〜2018年】受賞作品・作家一覧

直木賞は上半期、下半期の年2回、表彰の機会が設けられています。まずは2014〜2018年度の5年間について、歴代の受賞作品と作家をまとめてご紹介します。

【2014年度】直木賞受賞作品・作家

回(受賞年) 受賞作家名 受賞作品名 掲載誌/出版社
151(2014上期) 黒川博行 『破門』 KADOKAWA
152(2014下期) 西加奈子 『サラバ!』 小学館

【2015年度】直木賞受賞作品・作家

回(受賞年) 受賞作家名 受賞作品名 掲載誌/出版社
153(2015上期) 東山彰良 『流』 講談社
154(2015下期) 青山文平 『つまをめとらば』 文藝春秋

【2016年度】直木賞受賞作品・作家

回(受賞年) 受賞作家名 受賞作品名 掲載誌/出版社
155(2016上期) 荻原浩 『海の見える理髪店』 集英社
156(2016下期) 恩田陸 『蜜蜂と遠雷』 幻冬舎

【2017年度】直木賞受賞作品・作家

回(受賞年) 受賞作家名 受賞作品名 掲載誌/出版社
157(2017上期) 佐藤正午 『月の満ち欠け』 岩波書店
158(2017下期) 門井慶喜 『銀河鉄道の父』 講談社

【2018年度】直木賞受賞作品・作家

回(受賞年) 受賞作家名 受賞作品名 掲載誌/出版社
159(2018上期) 島本理生 『ファーストラヴ』 文藝春秋
160(2018下期) 真藤順丈 『宝島』 講談社

(参照元:直木賞受賞者一覧 (2019年1月現在)|公益財団法人 日本文学振興会

【2018年度下期】候補作品・作家一覧

受賞作家以外にも、多くの作家が候補として選ばれています。候補作として話題となった作品も、子供に読ませる本として選んでみてもいいでしょう。

たとえば、2018年度下期の候補作品、作家は以下のようになっています。

候補作家名 候補作品名 掲載誌/出版社
今村翔吾 『童の神』 角川春樹事務所
垣根涼介 『信長の原理』 KADOKAWA
深緑野分 『ベルリンは晴れているか』 筑摩書房
森見登美彦 『熱帯』 文藝春秋

(参照元:直木賞−受賞作候補作一覧|直木賞のすべて

最終候補に挙がった作家の中には、すでにヒット作を生み出している作家もいます。例えば森見登美彦氏は『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)や『ペンギン・ハイウェイ』(同)などの作品で知られています。

直木賞の作品の中には、子供が読むには難しい作品も多くあります。その場合は直木賞候補作品も読書の候補に入れて、我が子にとっても読みやすいような本を選びましょう。