合格するための学習法は?
英検は下の級から順番に受ける必要はないので、子供の英語力に合った級を選んで受験することができます。英検4級は中学2年生終了程度のレベルです。過去問などで過去の出題傾向などを把握し、計画を立てて勉強しましょう。ここでは、英検4級に合格するための学習方法について紹介します。
単語・熟語
筆記試験大問1の15問のうち、約8割が単語・熟語を問われる問題です。英検4級は、中学1〜2年生レベルの単語・熟語、語数で言うと約600〜1,300語程度が出てきます。教科書や参考書、単語集などを使って、まずは自分が「分かる単語」と「分からない単語」を分けてみましょう。分からない単語は、毎日繰り返し読んだり書いたりするなどして覚えていきます。英検対策の単語アプリなどを利用するのもおすすめです。
英文法
筆記試験大問1の空所補充の数問、大問3の語句整序において、文法力を問われる問題が出題されます。中学1〜2年生で学習する基本的な文法をしっかり理解しておくことが必要です。この範囲の文法には、過去形・未来形・to不定詞、動名詞など、動詞をさまざまな形で使うものが多くあります。1項目ずつきちんと整理し定着させましょう。練習問題や過去問で練習する際は、間違えたところの解説をしっかり読み確認するとより効果的です。
長文読解
長文読解は、筆記試験の大問4において、3つのパートに分かれ計10問出題されます。長文問題では読解力に加え、限られた時間で長文問題を解く速読の力も必要です。まとまった文章を読むのは難しいと感じるかもしれませんが、まずは分からない単語があっても推測しながら長文に慣れることから始めましょう。文の構成を理解し、1文ずつ訳すのではなく大意を推測するよう意識しながら読むことを心掛けましょう。子供の興味のある内容の文章を選んであげるのも良いでしょう。
リスニング
英検4級のリスニングは3つのパートに分かれており、日常生活の身近な内容の会話が2回ずつ放送されます。ネイティブのスピードよりはかなりゆっくりです。英語の発音だけでなく、英語特有のリズムやイントネーションに慣れることが大切です。問題集や過去問の音源を使って英文を聞き、聞こえた単語や文を復唱する練習がとても効果的です。ポイントは聞いたままをそのまま発音することです。分からないところはスクリプトで確認し、その後もう1回聞きます。聞きながらメモを取る練習をするのも良いでしょう。
まとめ
英検4級合格のために必要な情報を紹介しました。過去問などを利用して子供の英語習得レベルを知り、無理のないように準備して受験にチャレンジしてみましょう。英検は出題形式が決まっているので、事前に対策をすることで正解率アップにつながります。ぜひ子供と一緒に英検4級合格を目指してみてはいかがでしょうか。
参考
英検CSEスコアでの合否判定方法について|公益財団法人日本英語検定協会
4級の試験内容|公益財団法人日本英語検定協会
英検4級のレベルと合格までの勉強法|旺文社リスニングアプリ英語の友
英検4級に合格するための勉強法&教材とは!あなたのタイプ別でオススメの勉強スタイルを紹介|School Post
英検4級のレベルとは?|ESLclub