英検4級の合格率とは?試験内容と学習ポイントを詳しく解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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2020年に始まる新しい大学入試制度では、民間の資格が導入されることが決まり、英検もその1つとして注目されています。できれば早いうちから子供に英検を受験させたいと考える親もいることでしょう。当記事では、英検4級合格に向けて知っておきたい試験内容や合格率などについて紹介します。

英検4級のレベルは?

公益財団法人日本英語検定協会によると、英検4級の推奨目安は「中学中級程度」とされています。中学2年生までに学ぶ単語や文法を中心に、基礎的で実用的な内容の英語問題が出題されます。「簡単な英語を理解することができ、それを使って表現すること」が必要であると言われています。

英検4級の合格ラインと合格率

英検各級の合否は、新しく導入された「英検CSEスコア」により判定されています。「英検CSEスコア」とは、英検の成績をユニバーサルな尺度で計るための指標です。これにより、英検の合否だけでなく、リーディング・ライティング・リスニングの各技能における自分の英語習得レベルを国際的な基準と比較して把握することができます。

合格ライン

英検4級は、1次試験とスピーキングテストがありますが、英検4級の資格認定は従来どおり、1次試験の結果のみで判定されます。コンピュータ端末を利用して自宅や学校などで受験できるスピーキングテストについては、「英検4級スピーキングテスト合格」という資格が認定されます。

  • 合格基準スコア
1次試験 622点(1000点満点)
スピーキング 324点(500点満点)
  • 英検4級1次試験技能ごとの満点スコア
技能 満点スコア
リーディング 500点
リスニング 500点

1次試験のスコアは、全答案が採点された後に統計的な手法を使ってスコアを算出しています。そのため、何問正解すれば合格かというのは分かりませんが約6割程度の正解率が合格ラインです。

合格率

現在、各級の合格率は公表されていませんが、一般的に英検4級の合格率は、およそ65%〜70%と言われているようです。

英検4級の試験内容

それでは、英検4級の1次試験(筆記・リスニング)とスピーキングテストの内容についてそれぞれ見ていきましょう。

1次試験

1次試験は、筆記試験(リーディング)とリスニングの2部構成となっており、回答形式は4肢選択のマーク式です。筆記試験は35分、リスニングテストは約30分となっています。

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 問題文の種類 解答形式
リーディング 短文の語句
空所補充
文脈に合う適切な語句を補う。 15 短文
会話文
会話文の文空所補充 会話文の空所に適切な文や語句を補う。 5 会話文 4肢選択(選択肢印刷)
日本文付き短文の語句整序 日本文を読み、その意味に合うように与えられた語句を並べ替える。 5 短文 4肢選択(選択肢印刷)
長文の内容
一致選択
パッセージの内容に関する質問に答える。 10 掲示・案内
Eメール(手紙文)
説明文
4肢選択(選択肢印刷)
リスニング 会話の
応答文選択
会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。
(放送回数2回、補助イラスト付き)
10 会話文 3肢選択(選択肢読み上げ)
会話の内容
一致選択
会話の内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10 会話文 4肢選択
(選択肢印刷)
文の内容
一致選択
短いパッセージの内容に関する質問に答える。
(放送回数2回)
10 物語文
説明文
4肢選択
(選択肢印刷)

(引用元:4級の試験内容|公益財団法人日本英語検定協会

スピーキング

スピーキングテストは、コンピュータ端末を利用した録音形式で行われます。自宅や学校でパソコンやタブレットなどを使って受験することができます。申し込んだ回の1次試験合否閲覧日から受験することが可能です。

測定技能 形式・課題 形式・課題詳細 問題数 解答形式
スピーキング 音読 25語程度のパッセージを読む 1 録音型面接
パッセージについての質問 音読したパッセージの内容についての質問に答える 2 録音型面接
イラストについての質問 イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する 1 録音型面接
受験者自身のことなど 日常生活の身近な事柄についての質問に答える(カードのトピックに直接関連しない内容も含む) 1 録音型面接

(引用元:4級の試験内容|公益財団法人日本英語検定協会