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一般的に英検3級に合格できるレベルは中学校卒業程度と言われていますが、勉強次第では小学生でも十分に合格できます。
この記事では、
・英検3級に合格するための勉強法
・英検3級を受ける子供に親ができること
を解説していきます。ぜひ、お子さんの英検3級の勉強に役立ててください。
もくじ
英検3級の試験内容
英検3級には一次試験と二次試験があります。一次試験は筆記とリスニング、二次試験は英語での面接です。
一次試験
時間 | 問題数 | |
筆記試験 | 50分 | 31問 |
リスニング | 25分 | 30問 |
筆記試験で英作文が1問ありますが、そのほかの問題はすべて3、4択の解答形式です。
(参照元:3級の試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会)
二次試験
個人面接で問題は6問出され、すべて英語で答えます。面接時間は約5分です。二次試験の受け方は
①入室
②「面接カード」を渡す
③着席
④指名・級の確認・挨拶
⑤「問題カード」を受け取る
⑥パッセージ(文章)の黙読
⑦パッセージ(文章)の音読
⑧パッセージ(文章)についての質問に答える
⑨イラストについての質問に答える
⑩問題カードを裏返す
⑪受験者の意見を問う質問
⑫「問題カード」を面接委員に渡す
⑬退室
以上の手順を踏みます。
(参照元:3級の試験内容|公益財団法人 日本英語検定協会)
合格基準
2016年から英検に「CSEスコア」が導入され、これまでのように「合格」「不合格」という結果だけでなく、細かいスコアが分かるようになりました。以前は偏った点数でも英検3級に合格することができましたがCSEスコアの導入に伴い、筆記・リスニング・スピーキングを均等に点数を取らないと合格にはたどり着けなくなり、明確な合格基準はわかりません
(引用元:英検CSEスコアのご紹介|公益財団法人 日本英語検定協会)
図の通り各級によって満点スコアが異なり、1問ごとのごとの配点も違ってきます。3級に合格するためには筆記、リスニング、スピーキングの点数を均等に取っていく必要があります。
英検3級に合格するための勉強法
ただ英単語を覚えるだけでは英検3級に合格することはできません。英検3級に合格するためには英単語はもちろん、熟語・文法・長文読解・リスニング・スピーキングをまんべんなく勉強しなければいけません。また基礎知識を固め、応用する力が必要となります。具体的にどのように勉強していくがのコツを解説します。
単語は品詞の違いを意識する
単語を知っておかないと長文読解は難しく感じるでしょう。英検3級を受けるにあたっては、1つでも多くの単語を覚えましょう。単語は意味だけ覚えるのではなく、品詞も覚えるべき。品詞も覚えてくことで英作文を書くときに役に立ちます。
覚えたい単語の派生語もチェックしておきましょう。例をご紹介します。
- Public:公の 形容詞
- Possible:可能な 形容詞
- Possibility:可能性 名詞
また、英単語を覚える際には単語帳をながめるだけでは頭に入ってきません。
- 書く
- 声に出して発音する
- 発音を聞く
以上のことを試すと、より早く単語を覚えることができます。
熟語と文法は例文と一緒に覚える
英検3級レベルで覚えるべき、熟語と文法の数はかなりあります。熟語と文法だけで覚えても、記憶に残りにくいのですぐに忘れる可能性があります。
例えば「run」は「走る」という意味ですが、「run out of」は「~を切らす」という意味になるのは覚えようとしてもすぐに忘れがちなものです。
ですから、「We have run out of food.」(食糧が切れました)のように、例文も一緒に覚えると、熟語や文法の使い方も身につきますし、覚えても忘れにくくなります。
長文読解はスラッシュを入れながら読む
長文読解では、正確に翻訳する必要はありません。本番では早く正確に読み切ることが大切です。はじめは英文を読んでもなかなか理解できないでしょう。そこで英文の区切りにスラッシュを入れて英文を区切る訓練をおすすめします。
例文をご紹介します。
I saw a poster / about hip-hop dance classes / at your dance school / when I went to Torronto City Hall / yesterday
私はポスターを見た / ヒップホップダンスクラスについて / あなたのダンススクールで / 私がトロントの市役所に行った時 / 昨日
以上のように区切って読むと、長文もスラスラ読めます。訓練すれば、スラッシュを入れなくても長文を早く理解できるようになります。
また、長文読解の勉強をして分からない単語があれば必ず辞書を引くようにしましょう。
リスニングは聞くだけではなく音読する
リスニングは何度も繰り返し聞き、音読もしましょう。何度も繰り返し聞くことで発音の強弱やイントネーションに慣れていきます。また、聞くだけでなく音読することも大切です。リスニングの内容を音読しようとしても、はじめは口ごもってしまう場面が多いことでしょう。繰り返し音読することで、体に英語を染み込ませましょう。
スピーキングは実戦練習
二次試験は英語での面接、いわゆるスピーキングです。言いたい言葉を英語で伝えなければいけないので、日ごろから思ったことを英語話す訓練をしましょう。英語の面接は初めてという子供は多いもの。予行演習はしっかりしておきましょう。
2次試験の流れは「公益財団法人 日本英語検定協会|3級の試験内容」に記載されている「英検バーチャル二次試験 3級」を参考にしてください。学校の先生や親が面接委員の役で実践練習をしておきましょう。
過去問を解いてみよう
単語・文法・熟語を身につけたら過去問を解くことをおすすめします。一つの問題に時間をかけすぎて最後まで問題がとけなかった、ということにならないように、過去問を解く際は本番と同じように制限時間を設けることが大事。時間配分を気にしながら問題を解いてみましょう。時間をかけても答えが分からない場合は飛ばして後回しにすることも大切です。
答え合わせをして自分が苦手なジャンルを把握し、復習していきましょう。