筆記試験や外国語試験は……?
筆記試験や外国語試験に関しては、正直「頼むから出来るだけいい点を取ってくれ」ということしかできません。
ただ私がそれに挑戦する上で感じたことを、ささやかながらアドバイスさせていただきます。
帰国生は危機感がない?
ぶっちゃけ、帰国生の多くはいい意味でも悪い意味でも自由で危機感が薄いです。
これは全員に当てはまる訳ではないのですが、誰にでも起こりうる出来事です。
ただ多くの帰国生は自分の都合とは関係なしに海外に連れて行かれ、行った先でも自由がない、という状況が少なくありません。
こうなると、帰国して羽が伸びないわけがありません。すぐに遊びに行ける都会の環境、初めて会いながらも似たような境遇を過ごしてきたことによりすぐ仲良くなる仲間たち。ついつい受験の存在を忘れて遊びふけってしまう生徒も、私の周りにはいました。事実、私も受験まで一ヶ月というタイミングでも花火大会に行きカラオケに通っていたことがあります。
大学に合格できた一番の要因は「仲間」
それでも私が志望の大学に合格できたのは、常に一緒に勉強する仲間がいたことです。同じ目標を目指して、辛い中でも、周りが楽しそうにしてる中でも勉強し続ける仲間がいたことです。
「負けてられない、やらなきゃ」と思い合えるよきライバルであり、くじけそうな時にはお互い励まし合うサポーターであり、常にそばにいてくれることで安心感を与えてくれるパートナーがいたことで、私は勉強に集中し無事合格することができました。
もちろん、皆が皆遊び呆けてしまう訳ではありません。ひとりで黙々と勉強し、次々と合格をかっさらっていく強者も存在します。
それでも彼らがいたことによって、私は勉強しかしていなかった期間を「楽しかった時間」と振り返ることができます。
それは大学に受かったからだけではなく、「心を許し合いお互い支え合う」という経験のおかげでしょう。
筆記試験に関しては、このように仲間と一緒にひたすら数をこなすことが一番だと思います。なぜなら、努力する者が報われるのが筆記試験だからです
最後に
長くなってしまいましたが、最後に一つだけ、帰国入試を控えている方々がいるならば、
過去の自分に伝えたかったことを伝えさせてください。
「かっこいい自分を思い描く」
帰国生入試を受ける予定のあなた、入試はすぐにやってきます。その入試の生活のなかの、出来るだけかっこいい自分を思いっきり想像してみてください。どんな人と友達になりますか?どのくらい勉強しますか?どんな大学を受験したいですか?どんなことを発信したいですか?それぞれに対する自分の一番の理想を、理想の受験生活を想像してください。
今想像しているものは、決して実現不可能ではないはずです。むしろ、できるものだと信じています。
帰国生入試を受験する皆さんの心に桜が咲きますように。