帰国生入試を控えたあなたへ 学内インフルエンサーを目指せ! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

帰国生入試を勝ち抜くには!

ここでは、私が受験の経験を通して痛いほど体感した大切なことを、私と同じ過ちをする生徒が減ることを祈ってお話しします。

大学が求める帰国生の姿

先ほど述べたように、帰国生特有の価値を大学は非常に評価しています。

では、なぜ大学がそれを評価すると思いますか?

それは、帰国生が独自の経験から得たものを発信することで、国内生が海外に行かずとも多くの刺激を受けられるからです。
つまり、大学は帰国生に、自ら発信していく「インフルエンサー」となることを期待しています。

海外の学校に通っている皆さんは、国内では決してできないような苦難と共に生活をしていると思います。その苦難の経験は大きな価値であり、それが大学の求めるものです。

大学側からしたら、たとえ経験を持っていようとそれを発信しなければ国内生と何らかわりなく、帰国生特有の価値を見出せません。

帰国生が経験や思考を積極的に発信して国内生を刺激し、大学全体の意識のベースアップをすることが大学の期待していることです。

これを理解したあなたは、すでに帰国生入試において他の生徒より一歩も二歩も先にたどり着けました。それは、この認識をすることで大きな武器を手に入れることができたからです。

面接や志望理由書で「インフルエンサー」っぷりを

あなたの大きな武器、それは面接と志望理由書です。

あなたの性格、雰囲気、インフルエンサーっぷり、これらは全て志望理由書か面接で判断されます。逆にこの2つをマスターすれば、あなたは「この生徒が欲しい!」と大学に鮮烈な印象を与えることができます。

それを実現するために必要なこと、それは「勉強」ではなく「経験」と「思考」の2つだと私は思います。
現在海外に住んでいるあなたにとっては当たり前のこと一つ一つは、日本では決して体験できないことであり、決して得ることのできない気づきが隠れています。
日常の出来事についてもう一度立ち止まって考えること、これだけでも十二分な気づきと学びをあなたは得ることができるでしょう。
そして、気づいたことを発信してみてください。小さなことから、友達や恋人、家族に少しだけでもいいので話してみてください。形にすることによって、初めて学びが自分のものになるんではないかと私は思います。

それを繰り返すことで、独自の価値を持った「学内インフルエンサー」になれると思います。