③トルコって親日なんでしょ?
「トルコって何語?」って言ったくらいのレベル
自分の手に胸を当ててみましょう。
あなたはトルコのことをどれくらい知っていますか?なんとなく好きなレベルではないでしょうか。
要はそういうことだと思います。トルコ人が日本に対して思うことも、日本人が言うところの「トルコって何語だっけ?」くらいのレベルです。
つまり、お互いになんとなく嫌いではないけれど、あまりにも遠くてそんな知らない。
それがトルコと日本の関係のように思います。
イスタンブールに日本の技術が役立っている事実!
ですが、実際にトルコと日本の関係は良好だと感じる面もあります。
特に、イスタンブールの街には、日本の技術が役立てられている場所があります。
例えば、イスタンブールのアジア側とヨーロッパ側をつなぐ第二ボスファラス海峡大橋は、日本政府の開発援助もあって、建設されました。
現在は大統領によってもうひとつ橋が建てられましたが、当時はアジア側の空港に行く際に、頻繁に利用していました。
また、マルマライと呼ばれる海峡の地下を通る地下鉄も、日本企業の協力で建設されたのです。
このように、国と国の事業ではかなり密接に関わっている印象があります。
トルコ人より他の国の人の方が日本文化詳しい
日本では、トルコが中東に含まれる感覚が強いかと思いますが、ギリシャの隣国でヨーロッパに隣接しており、一番西側に位置するイスタンブールの街並みはヨーロッパ的な部分が多いです。なので、ヨーロッパへの文化的な憧れが強いように思います。個人的に感じたのは、日本のドラマの話で盛り上がったのは、中国人、香港人やシンガポール人だったことです。「Kimutaku!」と語り合った時も懐かしいです。トルコ以外も含め、日本好きな人は漫画好き止まりですが、日本に近い国では日本のドラマや映画も観られているのだなと実感した瞬間でした。
(ですが、トルコ人でも漫画から日本好きになっている人は多いため、留学前に少年ジャンプの漫画をおさらいしておくことをお勧めします。)
ちょっと知ってるだけで、エキスパート化する帰国後
色々偉そうに書きましたが、私はトルコには1年ほどしか滞在していません。
それでも、1年も住むような人が周りに多くないので、ちょっと知っているだけで、とても知ったような気になれます。少なくとも半径50メートルではエキスパートです。
こんな風に書いていますが、クーデターなどが起こったのは、私の留学後。
イスタンブールのボスファラス海峡には3つ目の新しい橋がかかり、私が使っていた空港も閉鎖される予定です。
この数年での変化の大きさも、新興国であり、オスマントルコの後継国という意識が高いトルコならではだと思います。
大学時代の思い出が詰まったトルコに、私もまた行きたくなりました。