日本競輪学校の生活
競輪選手になるための登竜門である日本競輪学校は、静岡県の修善寺にある1校のみです。そして、生徒はすべて寮での生活が義務付けられています。
競輪選手にとって、レース前にコンディションを整えるために、基本的な生活習慣はとっても大切です。そのため、毎朝6:30に起床し、点呼が行われ、清掃してから朝食の時間になります。また消灯時間も22:00と決められており、規則正しい生活を繰り返します。
日本競輪学校の規則
規則正しい生活を送るために、電話やテレビの使用時間が決められています。また、日曜日の外出も8:30から17:30までの間のみ。さらに、男子は丸刈りが原則で、女子はショートカットにしています。なお、化粧道具の持ち込みが禁止されているため、女性は化粧をすることができません。
禁止されているものの一例としては、飲酒・喫煙、賭け事や物品の売買、無断外出や無断外泊、飲食物や携帯電話の持ち込みなどがあります。これに違反した場合は、退学や停学などの厳しい処分が下ります。
日本競輪学校の授業内容
朝食時間の1時間後には授業が始まります。傾斜14度ある坂道を自転車で上っていく登坂訓練や集団や個人でコースを回る周回訓練、バランス感覚を養うためにローラーの上を自転車で走行するローラー訓練、本番と同じように競争訓練、デビュー後に必要になるトレーニングの知識や競輪のルールを学ぶ学科授業があります。
ちなみに、競輪競技は雨でも行われるため、雨でも授業は休まず行われています。