執事を目指す子どもに必要なスキル
執事という職業に就くには、資格も学歴も問われません。だからこそ、スキルが問われます。一流の人たちと触れ合う機会が多い執事には、一流の人を満足させるだけのさまざまなスキルが必要です。その中でも、最低限獲得しておきたい3つのスキルをご紹介します。
語学力
執事の養成学校で学ぶには、英語力が必要になります。先ほどご紹介した3つの学校の全てにおいて、授業は英語をベースにして行われます。オランダは母国語は英語ではありませんが、ヨーロッパの国々では英語を使うことが多いもの。また、オーストラリアの養成学校では、海外からの入学者に英語力の最低基準を求めています。
つまり、英語でコミュニケーションが取れないと、執事としての基礎基本を学ぶのが非常に困難になるのです。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、執事を目指す人にはとっても大切なスキル。主人やゲストの求めていることを理解するのは、言われた通りのことをそのまま行うだけでは不十分です。言葉の裏にある、相手の意図をくみ取る力が求められます。
また、執事は他の使用人をマネジメントするためにも、コミュニケーションは大切。他の使用人のするべきことを適切に伝えることができなければ、いくら個人の能力が高くても、良い執事にはなれないでしょう。
柔軟性
執事の仕事をする上で、与えられた自分の役割を果たすという意識は大切です。しかし、想定外の出来事が起きたときにどう対応するかが執事の力の見せどころです。
執事にお願いしたら何とかしてくれると、主人に思ってもらうには「できません」とは簡単に言わずに、主人の要求に柔軟に対応するスキルが必要。「できない」ことを「できる」ようにしてしまうことで、主人の信頼を勝ち取ることができます。
まとめ
日常生活ではあまり触れ合う機会がない執事という仕事は、いわば究極のサービス業です。執事を本気で目指すのであれば、接客や営業などの経験を通して相手の要望に応える経験を積むことをおすすめします。
また、一流のサービスを体験しておくこともいい経験になるでしょう。ホテルやレストランなど、執事の仕事に近い一流に触れる機会を作ってあげてはいかがでしょうか。
参考
The International Butler Academy
British Butler Academy|Bespoke Bureau
Australian Butler Services
執事になるには|Career Garden
日本バトラー&コンシェルジュ