大学編入でよくある質問
最後は大学編入に関してよくある質問にお答えします。質問内容は、「英語力」「編入時期」「公立と私立の違い」の3つです。
英語力がなくても編入できる?
4年制の名門大学は難しいです。また、2年制のコミュニティカレッジでもある程度の英語力は求められます。TOEFLやiELTSのスコア提出を求めない大学もありますが、入学すると、講義は全部英語で進められます。
編入することはゴールではなくスタートのはずです。そう考えると、編入した後のことを考えてできる限りの英語力をつけておく必要はあるでしょう。
大学に編入する時期は?
アメリカの大学は、秋学期(9月~12月)と春学期(1月~5月)の2学期制をとっています。日本とは年度のサイクルが異なりますので、編入の時期に注意が必要です。募集があれば、秋でも春でも入学できますが、卒業式のタイミングは春学期の終わりなので、年度のスタートになる9月に編入することが多いようです。
また、編入する学年は、大学2年次の後期~大学3年次にかけてがおすすめです。大学1年次の段階での編入だと、高校時代の成績が評価基準になります。高校時代の成績に自信のある方であればいいですが、大学になってから学習に目覚めたという方は大学での成績を加味してもらえる2年次後期以降がいいでしょう。
公立と私立ではどちらが良い?
アメリカの大学には州立大学と私立大学があります。また、日本と同様で私立大学の方が学費は高くなります。ハーバード大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学などの有名大学は私立です。ただ、アメリカ在住でアメリカの州に税金を納めていない場合は、公立の大学の費用も「留学生料金」となり、高くなります。しかし、それでも金銭面で考えると公立大学の方が割安です。
金銭面以外で考えると、私立大学の方が設備や教授陣が充実していることが多いというメリットがあります。世界大学ランキングで上位になるような有名大学は大半が私立大学です。卒業後のネームバリューも私立大学の方があると言えるでしょう。
まとめ
アメリカの大学に編入するには、「編入する明確な目的」と「必要な書類・スキル」の準備が必要です。大学卒業後に、どうなっていたいかをイメージして、そこに向かって英語力をつけて、日々の授業に全力で臨み良い評価を得られるように努力していくのが一番の近道です。お子さんの可能性を広げるために、アメリカの大学への編入を一つの選択肢として持っておいてはいかがでしょうか。
参考
引きこもりがマサチューセッツ工科大学に!ダメ高校生でも一発逆転できる「裏ワザ」 | 世界のトップ大学に編入する方法 | ダイヤモンド・オンライン
アメリカの大学編入システムを徹底解説。費用や奨学金など抑えるべきこと | せかいじゅうライフ
アメリカ大学編入学の流れ 奨学金留学のアメリカ名門大学への編入|Global Study
大学生からの編入に向いた大学を探す|アメリカ留学のための大学情報サイト
「編入学」という選択肢。意外と知られていないアメリカの大学編入制度。 | co-media [コメディア]