東京四大学の偏差値
MARCH>東京四大学>日東駒専
偏差値は学部・学科によって異なるので一概には言えませんが、東京四大学の大学群としての偏差値は、日東駒専(日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学)の上に位置します。
東京四大学より偏差値の高い私立大学群には、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)またはSMART(上智大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・東京理科大学)、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)があります。
学習院>成蹊>武蔵>成城
東京四大学内での偏差値は、学部・学科によって異なりますが、おおむね
学習院大学>成蹊大学>武蔵大学>成城大学
とするのが適切でしょう。
東京四大学の特徴
学習院大学
学習院大学のキャンパスは、JR山手線の目白駅から徒歩30秒と抜群のアクセスの良さを誇ります。ただし、校門に入ってから各科目の教室棟へ行くのには5~10分かかります。
学習院大学にはラーニングサポートセンターがあり、それぞれの学生に合った最適な学習サポートに取り組んでいます。学習に関する各種相談はもちろん、ライティングサポート、プレゼンテーション技法の向上、課題解決型学習やグループ学習などのコーディネートをしています。
学習院大学は2016年に、「まじめに世界を目指す人」のため、国際社会科学部を新設しました。この学部では、入学してから最初の2年間に徹底的な英語教育を実施し、3年生からは英語で授業を受け、英語でディスカッションを行います。4年間の教育を通し、国際的舞台で活躍できる人材を輩出することを目指しています。
学習院大学の卒業生には、財務大臣の麻生太郎氏、アニメーター・映画監督の宮崎駿氏、小説家の塩野七生氏らがいます。
成蹊大学
成蹊大学は、文系・理系のすべての学部がワン・キャンパスで学ぶ利点を最大限活用し、学部横断型の成蹊教養カリキュラムを取り入れています。専門の異なる学生同士が多様な意見を交わし合うことにより、多角的な視点と柔軟な思考をつけることを目標としています。
また、2年生以上を対象に、学部横断型で少人数選抜制の成蹊国際コースを儲けています。このコースでは、英語での学習を基本としています。プレゼンテーションやディスカッションを繰り返し行うことで、英語での実践的な発信力や国際人として求められる幅広い教養を身につける教育を行っています。
成蹊大学は、三菱グループとの建学当初からの密接な関係を活かし、3年生を対象に丸の内ビジネス研修(Marunouchi Business Traning、通称MBT)を実施しています。MBTは、「自ら課題を発見し、解決できる人材の育成」を掲げ、企業でのインターシップ体験を経て、社会で求められる実践力を養います。
総理大臣の安倍晋三氏も成蹊大学法学部を卒業しています。
成城大学
成城大学は理系学部がない、人文社会科学系の総合大学です。政治・経済・芸術・マスコミなどの分野で活躍する多くの人材を輩出しています。少人数教育により個人の「天分」を伸ばし、グローバル社会を生き抜く「独立独行」の人材の育成を目指しています。
成城大学は生涯学習支援事業「成城学びの森」にも力を入れています。「成城学びの森」では、有料の少人数講義型のコミュニティカレッジ事業と、聴講無料の講演会オープンカレッジ事業を行っています。
武蔵大学
武蔵大学は「ゼミの武蔵」と呼ばれる大学で、大学1年生から全員が履修するゼミ教育が大きな特徴です。徹底した少人数制で、専門的なテーマを深く追求し、研究したことを発表する双方向スタイルの学びを実践しています。
ゼミは半年を1サイクルとし、課題発見、調査、討論、発表、振り返りを繰り返します。1年次には、資料を探す方法や討論の方法、プレゼンテーションの技術、レポートの書き方など基礎的なことを学びます。学年が上がるごとに専門性の高い内容に取り組み、3年次に取り組んだ内容をさらに発展させて、4年次に卒論を仕上げます。
武蔵大学は、開学以来の伝統であるゼミをさらに発展させた「三学部横断型ゼミナール・プロジェクト」という産学連携の取り組みを行っています。このプロジェクトは、実際の企業から与えられた課題に対し解決策を提示する学習法により、「知と実践の融合」を目指しています。
武蔵大学では、学生ほぼ全員がキャリア支援センターの個別相談を利用しています。1人あたりの個別相談回数は平均6.0回に上り、面談を重ねる中で学生が自分で選択・決断していくプロセスを重視しています。「業界研究講座」や「面接対策講座」のようなキャリア支援講座は、年間60講座100日150回以上行われています。