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学習院大学、成蹊大学、成城大学、武蔵大学の四大学を総称して、「東京四大学」と呼びます。いずれも歴史と伝統を誇る私立大学で、特色のある教育に取り組んでいます。東京四大学とはどんな大学なのでしょうか。その特徴、偏差値、就職状況について解説します。
もくじ
東京四大学連携の経緯
東京四大学は旧制高等学校にルーツを持つ
東京四大学はいずれも明治、大正時代に設立されました。成蹊・成城・武蔵の3大学は、私立の旧制7年制高等学校として設立されました。学習院大学は、明治天皇の勅諭により華族の教育機関として設立され、旧制7年制高等学校の制度に基づいて運営。戦前は宮内省管轄下の官立学校でしたが、戦後は私立学校となりました。
どの大学も、当時画一化していた高等教育に危機感を感じ、公立とは一線を画した「個性を重視する教育」を求めて設立されました。建学当初から少人数教育に取り組むなど、四大学には多くの共通点がありました。
戦後、旧制高等学校が廃止され、大学へ移行した頃から、共通点の多い四大学をまとめて「東京四大学」と呼ぶようになりました。現在に至るまで東京四大学は密接な関係を持ち続けています。
現在も続く連携「四大学運動競技会」
東京四大学間の学生レベルでの競いつつ、親睦を深める「四大学運動競技会」は、1950年に始まりました。昨年は第69回大会が開催され、40種目を超える競技が行われました。また、四大学運動競技会から派生して、各大学の応援団によるチャリティーショー「クローバーの集い」も開催されています。