【大学受験】高校現代文の勉強におすすめの問題集・参考書17選 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 4

読解力編

漢字力と語彙力が上がってきたのなら、読解力を高めていきましょう。ここでは、予備校の人気講師の参考書を2冊ご紹介します。

田村のやさしく語る現代文

国語に苦手意識を持っている人のおすすめなのが、代々木ゼミナールの人気講師・田村秀行先生が執筆したこちらの参考書です。名前のとおり、優しい会話口調で現代文を基礎から解説してくれます。

2部構成になっており、1部では現代文の基礎基本を解説していますが、2部では入試現代文問題が5問あるという実践的な内容です。1部で学んだ内容をふまえて、2部の問題を解くことを心がけましょう。

現代文の読み方を理解することができる入門書としておすすめです。2部の問題は、初めの段階にしては難易度が高いので後回しにしてもいいでしょう。

出口汪 現代文講義の実況中継シリーズ

東進ハイスクールの人気講師・出口汪先生の講義内容を文字に起こした人気シリーズです。全部で3巻あり、第1巻は小説・随筆の読解法、第2巻は評論問題の読解法とマーク式問題の解法、第3巻は記述問題の読解法と私大型記述問題の読解法です。

現代文は勉強しても得点に直結しにくい科目と言われますが、出口先生は「現代文ほど成績が上がりやすい科目はない」と断言しています。現代文の解法をロジカルに捉えているのが出口先生の講義の特徴です。

おすすめの活用方法は、別冊の問題を自力で解いた後に解説を読み、出口先生と自分の解き方の違いを明確にすることです。解答を導き出すためのプロセスを意識して何度も繰り返すことで、現代文の読解方法が身につくようになっています。

最後は、記述対策用の参考書です。記述問題の参考書は、解説のていねいさに着目して選びました。ただし、記述問題はやはり添削してもらうに越したことはありませんので、添削してくれる人を1人でも見つけることをおすすめします。

入試現代文へのアクセスシリーズ

現代文へのアクセスシリーズは、基本編、発展編、完成編の3つがあります。基本編はセンター試験で6割を狙いたい人向け、発展編はGMARCHなどの難関私立大学レベル、完成編は難関国立大学レベルです。どの参考書も問題数は16題で構成されています。

特徴は、解説がていねいだということです。一般的な参考書の解説は、設問の解説をするにとどまりますが、入試現代文へのアクセスシリーズは、本文の解説もしてくれます。そのため、本文を正しく読む力も付けることができます。

ていねいな解説で、解答までの正しいアクセス方法を身につけることができます。問題数は多くないので、2周、3周することをおすすめします。

現代文と格闘する

難関私立大学から難関国立大学を目指す人におすすめの参考書です。難易度としては標準から発展のレベルで、タイトルの通り「格闘する」つもりで向き合いましょう。

構成は、「ことばをイメージする」「文章を読みつなぐ」「文章と格闘する」の3部です。問題数は13題と少ないですが、骨太の問題ばかりなので全部の問題をやり切るには時間がかかります。

問題数が少ない分、解説がていねいにされているのが特徴です。要旨の解説はもちろんですが、本文の構成も1題ごとに解説されています。記述問題の解説もていねいなので、独学で学習をすることもできます。