目的別現代文参考書・問題集8選
漢字編
現代文には必ず漢字の問題が出題されます。配点は決して高くありませんが、勉強しただけ確実に得点できる分野です。
入試漢字マスター1800+
大学入試に必須の漢字1,800個が収録されています。構成は、書き取りがA、B、C、読み取りがA、Bの出る順番に難易度が設定されています。またセンター対策が約100題、四字熟語が約200題収録されており、大学入試の漢字はほとんど網羅できます。
そして、こちらの参考書の最大の特徴は、漢字の横に読みだけでなく意味が書かれている点です。難関大学になると、漢字の意味が分からない問題が多く出題されます。その点、入試漢字マスター1800+は、かゆいところに手が届く受験生想いの参考書になっています。
また、漢字の書き取りや読み取りだけではなく、熟語の意味も理解できるので、現代文の読解力を上げることができます。国語の総合力を上げるのにも役立つ1冊です。
頻出入試漢字コア2800
頻出の漢字から順番に6つの章で構成されており、2800もの漢字が掲載されています。
1章は入試最頻出漢字で「書く」が100題、「読む」が25題になっており、2章以降は「書く」「読む」「長文問題」「テスト問題」と、意味を押さえてからテストができるよう工夫されています。
また、最後の6章には、四字熟語や間違えやすい漢字、対義語・類義語、同音・同訓漢字が収録されています。
語彙力編
現代文で「語彙力」と言われても、漢字や熟語以外はあまりピンとこない人も多いのではないでしょうか? しかし、現代文には正確に説明できないようなキーワードやテーマがたくさん出てきます。つまり現代文を読解するためには、語彙力は必要不可欠なのです。
ことばはちからダ!現代文キーワード
現代文で出てくる言葉は、普段使っている言葉とは異なります。例えば、「合理」や「抽象化」などの言葉は普段の会話では利用しません。そんな現代文を読むためには、キーワードとなる言葉を理解する必要があります。
「ことばはちからダ」は、現代文受験で使う最低限の語彙・テーマが収録されています。「一般」などのテーマについても解説がされているので、読解力向上にもつながります。
ただし、最低限必要な語彙にとどまるので、中堅私立大学以上を目指す場合は、この後に紹介する現代文キーワード読解にステップアップすることをおすすめします。
現代文キーワード読解
現代文の頻出ワードが160語掲載されています。抽象的なテーマの多い現代文をテーマ別に解説しています。
実際に入試に出題された文章を例文としており、文章を読みながら語彙力をつけることができます。現代文を読む練習にもなるので、現代文の文章に慣れるのにも向いています。
小説に登場する重要語もや意味を誤用しやすいものなど50語も掲載されており、普段から小説やニュースなどを読まない人にとっては好都合。効率よく現代文の語彙力を得ることができます。