センター試験から二次対策まで!日本史対策におすすめの問題集7選 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

日本史B標準問題精講(旺文社)

基礎から応用を目指す方、MARCHや関関同立などの私立大学の志望者におすすめです。内容は、国公立大学二次試験や難関大学などの入試問題から選んだ83問。記述問題は、複合的な要素からの回答を求められるため、まさに基礎を応用にしていくために最適です。解説もていねいに記載されています。

レビュー
「問題の構成がうまい。進めていくと、『あ、これさっきやった問題で出てきたやつだな!よしきた!もう間違えないぞ!』という仕組みなっているので自然と頭に定着していく。また、解説が素晴らしい。広い範囲からポイントを絞ってまとめてある精講は復習にも非常に役立つ。問題の量に関してもちょうどよいので、息切れしないで効率良くサクサクとやれる。そのぶん解説をしっかり読むべし。ただ、いきなり始めるには厳しいと思うので、改めて教科書を通読してから取り組むことをすすめる。」

(引用元:日本史B標準問題精講|Amazon

“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ(河合出版)

国公立大学の二次試験で多い記述問題対策の基礎を固められる問題集です。過去問から良問を選んで出題しています。解説はていねいで、実際の試験でどう回答すれば良いかを理解できます。「二次試験の記述問題をどう書いたら良いか分からない」というときに、手に取ってみてください。

レビュー
「旧帝一工外医神早慶上の合格者が一年で合計2~3人程度の底辺進学校から、今年開校以来初めて一橋大学に合格した者です。日本史は100%独学で、この本は非常に役立ちました。
論述はとにかく「書くことが大事」と言われますが、初学者からしたら、いざ書けと言われてもそうそう書けるものではないと思います。教科書を見ながら書いても、ピントが外れていることもある。そんな論述の「カンどころ」がまだ分からない方には、この本を「解く」のではなく、問題を見てある程度考えたら解かずに解答を「読む」ことをすすめます。実際、いちいち答えを書いていると、書くだけで時間がかかり、解答検討にあまり手が回らなくなって非効率です。とにかく解答を何度も読み、理解し、教科書に重要な箇所を書き込むというやり方で、論述において重要な「論述用知識」が身に付きます。」

(引用元:“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ|Amazon

日本史の成績が伸びない原因とは

詰め込みの丸暗記勉強

日本史を丸暗記科目と捉えてしまうと、成績が一定ラインから伸びにくくなってしまいます。年号や用語の意味を理解することである程度の点数を取ることはできますが、時代の流れ、出来事や用語の意義を理解することで答えられる問題もあります。ベースの知識となる暗記を徹底する必要がありますが、流れや意義についても理解を深めましょう。

単一テーマだけ深掘り

「戦国時代だけは大好き」「江戸時代の将軍をすべて言える」と1つの時代やテーマに特化して勉強してしまうというのも日本史にありがちな落とし穴です。また、完璧主義で100%の暗記を目指すと、全体の学びが追いつかずに点が伸びなくなってしまいます。日本史の出題範囲は、「原始・古代の社会・文化と東アジア」から「第二次世界大戦後の日本と世界」まで幅広いです。偏りのある学習は、かえって成績落とす要因にもなります。まんべんなく各時代、各テーマを学びましょう。

終わりに

子供の現在のレベルに合わせて、適切な日本史の問題集を選べるように親も適宜アドバイスやサポートをしてあげましょう。苦手意識の拭えない場合は漫画からスタートして、難関大学合格を目指す場合は記述問題にしっかりと取り組んでみてはいかがでしょうか。
参考
日本史B|文部科学省
【2019年版】日本史のおすすめ参考書・問題集20選|大学受験プロ
日本史のおすすめ参考書&問題集【センターから難関大対策まで】|Studyplus
【日本史参考書】自分にあう参考書で成績アップ!ベスト3と活用法を紹介|STURX Magazine

この記事をかいた人

アバター画像

okamoto