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「金岡千広」という言葉、または名前を聞いたことがあるでしょうか。一般的には、ちょっとなじみのない「金岡千広」ですが、国公立大を目指す進学校や大学受験を控えてい方なら、聞いたこともある言葉でしょう。もっとも受験から遠く離れた方たちがこの言葉を聞いても、全くピンと来ないかもしれません。
「金岡千広」とは、上位レベルに位置する国立大学4つをまとめたにした呼び方です。各大学の特徴や大学入試での難易度のレベルランク、就職などでの立ち位置を見ていきましょう。
もくじ
金岡千広とは?
日本の国立大学上位ランクの4つの大学の一群を、いわゆる高い水準の大学でほぼ同レベルとみなしひとくくりにした「金岡千広」とは、「金沢大学」「岡山大学」「千葉大学」「広島大学」のそれぞれの頭文字の漢字を取り、「金、岡、千、広」(かねおかちひろ)と呼んでいます。
「金沢大学」「岡山大学」「千葉大学」「広島大学」は入試の難易度も高く、国立上位大学ではあるのですが、一部の難関私立大と比較すると、いずれも知名度は高くないようです。一方で、歴史的には「金沢大学」「岡山大学」「千葉大学」は旧六医大に属していて、「広島大学」は、旧二文理大の大学区分に属していました。戦前の旧官立大学の名残りを今に称え、戦前より存在した研究機関の流れを引き継いでおり、伝統や格式があります。
金沢大学(偏差値56〜69)
金沢大学が上位国立大学のうちに属しているのは、やはり旧六医大の一つとして旧制官立金沢医科大学の歴史的な流れを受け継ぎ、さらにその伝統を引き継いで今なお医学部が高いレベルで学力を引き上げ、評価を受けていることが理由のようです。キャンパスは、石川県金沢市内に所在します。学生数は、約8000人。学部数は少ないですが、北陸地方ではトップクラスの大学です。
本部:石川県金沢市
岡山大学(偏差値51〜69)
岡山大学も、金沢大学同様に、旧六医大に属し、旧制官立岡山医科大学の歴史的な流れを受け継いでいます。学部として難易度が高いものとして医学部、歯学部、薬学部などがあり、この医学系の学部を中心として全体の偏差値を引き上げており、難易度の高い大学として中国地方に君臨し続けています。
本部:岡山県岡山市
千葉大学(偏差値48〜70)
千葉大学も、上記でご紹介した金沢大学、岡山大学同様に「旧六医大」の一つ。旧制官立岡山医科大学の流れを受け継いでいます。難易度の評価を関東一円の大学と照らし合わせると、兵庫県の神戸大学、神奈川県の横浜国大より高い評価を受けています。立地は千葉市で、ディズニーランドが近いことや、都心に出るのも便利とあって、キャンパスライフを楽しむには最適な立地といえそうです。学生数は、およそ1万1,000人で、金岡千広の中では、最も多い人数です。
本部:千葉県千葉市
広島大学(偏差値48〜73)
広島大学は、つくば市の筑波大学と同様に、教育系の学部が有名な学部として評価を受けています。旧二文理大の一つである旧制広島文理大学時代の歴史を受け継いでいること評価に大きく関係しているようです。学校の教育レベルでは、中国地方において岡山大学を凌駕しトップの位置にあります。学内の研究レベルの高さには定評があります。それを裏付けるように、広島大学の発表では、イギリスで権威のある教育専門誌において、広島大学が日本国内の大学ランキングで12位に入ったことが報告されています。
イギリスの大学評価機関「Quacquarelli Symonds」(QS)、イギリスの教育専門誌「Times Higher Education」(THE)が今年の世界大学ランキングを公表し、広島大学は両ランキングにおいて、日本国内で12位(昨年 QS14位、THE 15位)に入りました。
(引用元:≪世界大学ランキング≫広島大学が国内12位に入りました | 広島大学)
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