読解のおすすめ問題集
句法が定着したら、次は読解の問題集に取りかかりましょう。ここでは、センター試験に焦点を当てた問題集を3つご紹介します。
センター漢文出題パターン攻略―基礎知識から文章読解まで
センター試験の漢文で8割以上の得点を取りたい人のためにおすすめの問題集です。
この問題集は、センター試験の過去問を例題にしており、設問の解き方や漢文の読み方を解説しています。基本的な句法は頭に入っているものの、点数が伸びない人や、漢文の内容がいまいち理解できないという人には解説がていねいですから、参考になるでしょう。
ただし、基本的な句法の解説はないので、句法が定着していない段階で取り組むのは少し早いかもしれません。
センターマーク標準問題集漢文
代々木ゼミナールの「センターマークシリーズ」の中レベルの問題集です。構成は、基礎レベル問題3問、標準レベル問題4問、センター試験の過去問3問の合計10問です。
問題数は決して多くないですが、基礎問題を中心にしたていねいな解説で、応用問題まで対応する力がつきます。
河合塾からもマーク式基礎問題集が出版されています。問題数は河合塾の方が多いですが、解説がていねいなのはセンターマーク標準問題集です。どちらか迷ったら実際に書店に足を運んで解説を見比べてみることをおすすめします。
センター国語過去問25年間
受験生にはお馴染みの数研社から出版されている赤本です。センター試験の過去問が25年、27回分収録されており、とにかく多くの問題を解きたい人は必須の問題集です。
本番を想定して、時間を意識して問題を解くことをおすすめします。わからないかった問題はわかるようになるまで、教科書や参考書を使って復習しましょう。
おすすめの勉強法
漢文の学習には早い段階から取りかかることをおすすめします。配点が低く後回しにしやすいからこそ、受験当日までの学習が不十分だったと感じる学生が多いものです。つまり、はじめから学習計画に漢文の時間を組み込めば、周りに差をつけることができます。
句法を理解して、実践問題をこなすの2つのステップで漢文を自分のものにしましょう。
